次なる手立てはリサイクルである。
ネットでも着物のリサイクルショップはたくさん検索できるが、
何せ自分に似合うものもまだわからないので
実物を肩に当ててみないことには不安がある。
着物のことを相談できるプロも見つけたかったので、
まずは実店舗があり、リサイクル品も扱う呉服屋さんを探すことにした。
そこでヒットしたのが、動坂下不忍通り沿いにある「染と織 あら船」さんだった。
決め手はHPから伺えるアットホームな雰囲気と
私が11歳まで育った文京区向丘にほど近かったこと。
この辺りは昔は噺家さんや芸者さんが多く住んでいて、粋な着物姿がよく見られたのだ。
懐かしい気がした。
とにかく行ってみよう、と訪れたのが去年の7月はじめで、
初めて購入したのは浴衣と半幅帯だった。
今一番着用頻度が高く、どの着物にも合わせやすくて重宝している綴れ帯も
こちらで勧めていただいたリユース帯である。
以来、いろいろな相談にのっていただいている。
もう一軒、店舗に行ったこともないし、購入したこともないが、
目の保養に時々HPを覗いているお店がある。
「銀座きもの青木」さんのONLINE SHOP。
上質のリサイクル品が毎週更新されるが、
いいなあ、でも買えないなあ(笑)と指をくわえているうちにすぐにSoldマークになってしまう。
私にとってはコーディネートの教科書的な存在。
伊勢丹や松屋に入っているリサイクル店「ながもち屋」もたまにのぞきに行く。
こちらでは着付けの練習用に手ごろな名古屋帯を購入したことがある。
この他にもアンティークやリサイクルの着物を扱うお店はたくさんある。
品ぞろえは店主さんの好みが反映されるので、
お店選びは自分の趣味と合うかどうかが決め手になると思う。
今年の春は着物で花見も実現。
あら船の女将さんと、六義園のしだれ桜の下で。

20代に茶道のお稽古に通っていた時期がある。
着付け教室も通い、茶会や初釜の時には着物を着る機会もあった。
それでも自分は着物が似合わないという思い込みがあって、
次第に着物には興味を持たなくなり、
茶道を辞めてからは袖を通すことも無くなっていった。
結婚式も洋装のみ。
その後着物を着たのは父のお葬式の時だけだったと記憶している。
それが再び着ようと思ったのにはいくつかのきっかけがある。
ひとつには中国茶の仕事をしていると、
中国の文化だけではなく、日本の文化にも目を向けなくてはいけないと気づかされることが多々ある。
自国の文化の基礎があって初めて他国の文化にも理解が深まると思う。
チャイナ服も素敵だけれど、やはりまずは和服を着こなさなくてはいけないと数年前から感じていた。
ふたつめは、これは最大の理由であるのだけれど、
去年の4月から茶道のお稽古を再開した。
20代のころは会社帰りに通っていたので、お稽古は洋服だった。
今は日曜日の午後。歩いていける場所。
着物を着ていく時間は十分にある。
お稽古も洋服と着物とでは所作も感じ方も違う。
やはり茶道は着物を着てこそだと思う。
みっつめは洋服のおしゃれが思うようにならなくなったこと。
年齢と共に着たい服が似合わなくなってきてしまった。
丸顔で肩幅が広く、腰高な体型の私は若い頃は着物よりも洋服の方が断然似合ったと思う。
自分で言うのも何だけれど、ミニスカートもジーンズもそこそこ着こなしていた。
それがミニスカート姿が痛くなり、ジーンズがボテッと見えるようになった。
スーツもいけてないし、ワンピースもしっくり来ない。
要は体型が完全にオバサンになってしまったのだ。
そこで考えた。
今こそ着物でおしゃれのできる年代なのではないか、と。
何といっても身体に凹凸がない方が着こなしに有利なのだから。
それに若い頃は買ってもらえなかった地味目の着物も今は着こなせるような気がする。
とりあえずは着てみよう!と、夏の浴衣から助走をつけた。
秋には小紋、紬も挑戦。
そして3月には甥の結婚式で色留袖、茶室での中国茶会では訪問着を着た。
思えばわずか10か月足らずで遠くまで来たものだ。
まだまだ着付けはなっていないし、コーディネートも無難な合わせ方しかできていない。
でも初心者は初心者なりに楽しめるのが和服のいいところ。
若い頃は似合わないと思い込んでいたけれど、和服は日本人なら誰でも似合う、と今は思う。
私にも着られるのだから、誰でも大丈夫。
何より、ちょっと昔は皆が着ていたのだから。
和服、皆にも薦めたいので、これから少しずつ書いていきます。
次回は「お金がなくても着物は着られる」のテーマで行こうかと(^^)。
先月茶道教室の皆さんと川越ツアーにご一緒した時の写真です。
楽しそうでしょ?

「春の隅田川お花見クルーズとスカイツリーラインで行く下町お花見」という企画で、
日の出桟橋から浅草まで50分のクルーズと東京スカイツリータウン東京ソラマチでの中華ランチのセットです。
私たちの乗った船は「竜馬」号。
一階のボックス席はとても快適でした。



墨堤千本桜が続きます。

船内では長命寺の桜餅も売りに来ます。心憎いサービスです。

満開!雨だったのでちょっと写りはいまひとつですが・・・。

東京ソラマチ31階の「銀座アスター」でランチ。
外の景色が煙って見えなかったのはちょっと残念ですが、お味はGOODでした。

お花見クルーズ、楽しかったです!
また機会があれば乗りたいですね~♪
お花見のこの時期、中央本線をお座敷桃源郷パノラマ号が走ります。
お座敷列車は初めて!この機会を逃すまい、と新宿から穴山まで2時間ほどの旅を楽しみました。
お座敷列車「華」、やってきました。

中はこんな感じ♪

一番前にはパノラマ展望席があります。
行きはここを陣取って「電車でGO!」の気分を味わいました。
でも、途中からトンネルが続く区間になると、
運転席が反射するので運転席と展望席の間はカーテンが閉められてしまうんですよねー。

チビさんたちもお座敷列車の旅を満喫中~♪

穴山駅に到着。
今年はJR穴山駅が開業100周年ということで、さくら祭の日は駅で出発式も行われました。
駅のホームには記念式典を終えた穴山の皆さんとJR東日本山梨キャンペーンキャラも出迎えてくれました。

一日駅長の子供たち。制服が似合ってます。

さくら祭は駅前広場で開催。
屋台が並び、ダンスパフォーマンスや仮装大会のプログラムが続きます。
穴山には何度も訪れていますが、こんなに人が多い穴山を見るのは初めてでした!

友人のkemiちゃんとCちゃん設営の屋台「アンテナショップよってけし」も出ていたのですが、
写真を取り損ねました・・・(^^;)。
ハンバーグ、あさりのクリームスープ、みーやのパン、バームクーヘンなど、あっという間に売り切れ!
kemiちゃんの占いコーナーもありましたよー。
桜は終わっていましたが、穴山と新府のあたりは桃が綺麗でした。
まさに桃源郷!


Magical農園ではチューリップが満開でした。

韮崎のゆるキャラ、ニーラもさくら祭会場でポーズを取ってくれました。

帰りももちろんお座敷列車。
ワインやビールを持ち込み、お菓子も飛び交う中、楽しいおしゃべりのひとときを過ごしました。

うーん、お座敷列車、最高!!
「アトリエオルタンシア作品展」に行ってきました。
『DIECI GINZA』はナルミボーンチャイナのコンセプトショップです。
現在年代順に10種類パターンのカップ&ソーサーがディスプレイされており、
ナルミのデザインの歴史を楽しむことができます。
その10種類のカップ&ソーサーと合わせたフラワーを
フラワースクール「アトリエオルタンシア」の生徒さんたちがアレンジしています。

入り口ではアトリエオルタンシアの落合邦子先生のアレンジメントがお迎えしてくれます。

こちらも先生のアレンジメント。
ダイニングの片隅にこんなお花があったらステキですねー。

ここからは生徒さんたちの作品。
1972年MILANOのパターンに合わせて。

1977年SILKY WHITE。
このパターンのボウルは私も結婚記念にいただきました。
いまだに食卓で活躍中。

1987年SOLARIA。

1992年SHARILAMOON。

1994年CARESS。
期間中に3,150円以上の買い物をすると、
この10種類の中から好きなカップを選んでその場でティー&スイーツのサービスをしてくれます。
私はこのカップをチョイスしました。

2002年STYLES。
今日はこのパターンの小ボウルを茶荷かわりに使おうと、5セット購入しました♪

2003年ROSY LANE。

2005年FELICITRA!

2008年SHAFREEN。

2009年FLORAL PARADISE。
友人たちの間でこのデザインが人気沸騰してるそうな。
私もこのパターンのマグカップを購入しました。

身近なカップ&ソーサーとフラワーアレンジのコラボはとってもオシャレ心をくすぐりますし、
目の保養だけでなく、実際の生活のヒントにもなります。
落合先生、お誘いありがとうございました!
こういう場でアレンジメントを発表できる生徒さんたちもきっと楽しい展示会だったのではないでしょうか。