9月12日(火)京都南座にて鑑賞。
行ってきました、初南座!
京都に行くたび、入ってみたいなーと思っていた南座。
やっと願いが叶いました。
本当は9月8日のチケットを持っていたのだけれど、
台風13号の襲来で、延期。
にわか雨はあったけれど、ゆっくり錦市場や行きたかったカフェも楽しめて良かったです。
南座はコンパクトで舞台は歌舞伎座の3分の2くらいかな。
演出も少し変更されていました。
見やすかったし、演者さんたちが近くに感じられて好きな劇場の一つになりました。
8月の歌舞伎座との違いは
もちろん一番大きいのはラストの幸四郎さん@魯智深がいないこと。
その科白は中車さん@晁蓋に託されていました。
それから客席降りがありましたね!
猿弥さん@王英と壱太郎さん@お夜叉が後ろの扉から通路を歩き、舞台へ上がるまで、
アドリブをいれながらの楽しいおしゃべり。
舞台に上がる階段が小さすぎるって王英が文句を言ってました(笑)。
あと、隼人さん@林沖が梁山泊に助けられて故郷に帰るというところで
歌舞伎座では普通に歩いて花道を退場したかと思うのですが、
こちらでは六方で華やかに去って行きました。
歌之助さん@張進も歌舞伎座では早めに切られて死んだ設定が
その時はまだ生きていて(「覚えてろ」って行って退場)
最後に高俅と林沖が対決するところにも登場して立ち廻りを披露しました。
そして、何と言っても嬉しいのはカーテンコール!
演者さんたちが順に登場して挨拶し、
ラストは真ん中の道を空けて林沖が登場。
一緒に行ったYちゃんとも話したのですが、
ますます新感線味が増してるね~~と(笑)。
(ああ、でも、こうやって登場するのが
亀ちゃんだったらどんなに嬉しいか、と
正直思ってしまった。
ブラッシュアップライフじゃないけれど、
二周目の人生を5月初めからやり直したい。
もちろん亀ちゃん事件のない世界線で。)
黄檗山萬福寺のランタンフェスティバルが10月8日から12月10日まで開催されるそうで、
そこで飾られるランタンが一部こちらの会場に来ていました。
12月も京都に行くんだけれど、10日より後なのよね。残念。
萬福寺はお茶ともご縁のある、お寺です。
見所も一杯、オススメの場所です。
今回は1階席を取ったのですが、
着物姿のご婦人も多かった。
歌舞伎座は1月は訪問着など華やかな装いが多いのですが、
普段は私もそうですが、どちらかと言えば紬や小紋などカジュアルな感じ。
着崩している着物ラヴァーもいらっしゃる。
今回の京都では、それはもう、玄人?って感じの方々が目に付きました。
単衣の付下げやお召しに名古屋帯、色目も柄も派手ではないけれど、センス良くはんなりしている。
髪もしっかり作られていて、後ろ姿が美しい。
私の隣はたぶん花街のお姐さん方と思いますが、頭の先から足もとまで完璧、
柔らかい京都弁で色々な方とご挨拶をされていました。
この日は着物を着ていかなくて良かった、と思ってしまいました(笑)。
遠征は楽しい!
全国の芝居小屋を巡りたくなってきましたよ。