人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

閑遊閑吟 

新春浅草歌舞伎第2部

新春浅草歌舞伎第2部_c0004750_16074335.jpg
1月21日(日)浅草公会堂にて第2部「着物で歌舞伎」鑑賞。

毎年楽しみにしている新春浅草歌舞伎。
今回は呉服店「あら船」さんのコーディネートで
お昼は松竹さんによる特別企画に参加。
浅草ビューホテルアネックス6区で松花堂弁当をいただき、
水谷彰宏氏のトークショーを拝聴。
その後浅草公会堂へ。

キモノで歌舞伎の日ということで、客席には着物姿がたくさん。
午前中の雨も物ともせず、着物ラヴァーが集う図は壮観でした。


年始ご挨拶
 中村米吉

さすがにおしゃべり上手な米吉さん。
「愛之助のお兄さんと猿之助のお兄さんから受け取ったバトンです」
と本物のバトンを携えてきてくれました。
「猿之助」の一言が嬉しい。
今年のご挨拶では毎回のことですが、携帯の電源を切って欲しいと連呼。
しかし!演目の説明に移った直後、携帯が鳴り響き、
「今、鳴りましたよね!?頼むよ、もう!」とお怒り。
携帯の電源の切り方が分らない高齢者も多いのかな、、、
静かで泣かせる演目で鳴り響くのは本当に勘弁して欲しいとは思う。
まあ、何かの事情で、携帯はオンにしておかなくてはいけない人もいるだろうけれど。

一、熊谷陣屋

 熊谷直実 中村歌昇
 相模 坂東新悟
 藤の方 中村莟玉
 梶原平次景高 中村吉之丞
 堤軍次 中村橋之助
 源義経 坂東巳之助
 白毫弥陀六 中村歌六

お馴染みの人気演目!
とは言え、初めて観たときには何て理不尽なお話なんだろう、と
私は憤りこそすれ、納得も感動もできませんでした。
それが何度か観るうち、見所が分ってきたのか、没入できるようになってきた。
今回は今までで一番泣けた気がする。
吉右衛門さんの直実は観ていないのだけれど、
歌昇さんは吉右衛門さんを思い出しながら演じていたと思う。
(幸四郎さんに習ったとのこと。幸四郎さんは吉右衛門さんに習っている。)
最後、直実が花道で退ける時の三味線の音がもの悲しい。
それから新悟さんの相模も良かった。
それにしても、お正月に何故この演目、と一緒に行った人たちと涙を拭きながら語ったわ。

二、流星

 中村種之助

流星に扮した種ちゃん、雷夫婦、その子、姑の4人をお面の早替わりで踊り分けます。
お面は口でくわえて押さえてるんだよね?
激しい動きもあるから、呼吸も大変です。
種ちゃんは本当に可愛い。癒やしです。

三、魚屋宗五郎

 魚屋宗五郎 尾上松也
 女房おはま 坂東新悟
 小奴三吉 中村種之助
 磯部主計之助 中村隼人
 菊茶屋娘おしげ 中村莟玉
 菊茶屋女房おみつ 中村歌女之丞
 父太兵衛 中村橘太郎
 鳶吉五郎 中村橋之助
 召使おなぎ 中村米吉
 岩上典蔵 坂東巳之助
 浦戸十左衛門 中村歌昇

江戸を舞台にした人気の世話物。
私は初見です。
妹を殺された宗五郎がその真相を知って禁酒の誓いを破って
酒を飲み、どんどん酔っ払っていくのが見所。
松也さん、やりたかったお役なだけあって、楽しく魅せてくれました。
ここでも新悟さんが大活躍。
種ちゃんもKYが板について可愛かった。

今年はこの年代の成長が著しいですね。
これからは浅草を飛び立って、それぞれの活躍の場を模索していくのだろうけれど、
こうやってこのメンバーが一堂に会する機会はもうそんなにないのでしょうね。
何だか感慨深いです。
尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人。
これからも応援しています!

新春浅草歌舞伎第2部_c0004750_14233182.jpg
今日は予報で雨だったので、紬を着ていきました。
この着物、義母の形見なんですが、熊谷好博士の杢目摺り紬です。
歌舞伎の定式幕の柿色に似ているので、歌舞伎観劇の時にたまに着ています。
帯はジャワ更紗の名古屋帯。


# by leonpyan | 2024-01-22 16:16 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

ミュージカル『イザボー』

ミュージカル『イザボー』_c0004750_10495863.jpg
1月19日(金)東京建物Brillia HALLにてソワレ鑑賞。

とても楽しみにしていた望海風斗さん主演の新作オリジナルミュージカル。
Jさんをお誘いして行ってきました。


作・演出 末満健一
音楽 和田俊輔

イザボー・ド・バヴィエール 望海風斗
シャルル七世 甲斐翔真
シャルル六世 上原理生
ブルゴーニュ公ジャン 中河内雅貴
オルレアン公ルイ 上川一哉
ヨランド・ダラゴン 那須凜
ブルゴーニュ公フィリップ 石井一孝
イザベル 大森未来衣

14世紀から15世紀にかけての英仏百年戦争の時代。
バイエルン大公の娘として生まれ、十四歳でフランスのシャルル六世の妃となったイザボー。
フランス史上最悪の王妃と呼ばれた彼女の生きた道をたどっていきます。

ヨーロッパ史にあまり詳しくはない私、百年戦争ってそういえば世界史で習ったかも・・程度の知識。
でも、12月に観劇予定だった「ジャンヌ・ダルク」、
結局所用で舞台は観に行けなかったけれど、配信で観て、
その頃のことは予習済みだったせいか、今回のストーリーも割とすんなり入ってきました。

日本の新作オリジナルということもあって、歌詞もわかりやすかったし、
歌の上手いキャストばかりで声量があって、内容も聞き取りやすかったです。

悪役が主役だし、ハッピーエンドではなさそうなので、暗いミュージカルかと思いきや、
演出と望海さんのパワーで、何だかすごく後味スッキリ。
「元気が出る悲劇」という触れ込みは嘘ではなかった。

開演前から客席参加型の特別演出があり、盛り上げてくれます。
イザボー@望海さんの登場シーンは宝塚の大階段を思わせるし。
舞台装置もシンプルではありますが、とても工夫されています。
ライティングも綺麗。

第一幕は若く純真なイザボーから転機を経て黒くなっていくイザボーへ。
そして第二幕では悪女の名を欲しいままにしていきます。
望海さんの演じ分けも見所のひとつ。
済んだ歌声から男役時代を彷彿とさせる低音が利いた歌声。
彼女の歌を聴いていると、本当に鳥肌が立ってくる。
ささやくようにも歌えるし、高らかに歌い上げるのも得意、
音程が狂うことはほとんど皆無、そして何より表現力が半端ない。
彼女の歌を聴くだけで元が取れる、いえ、それ以上、大満足できる。
曲調はロック!
望海さんには新感線の「メタルマクベス」も出て欲しいな。

子役の大森さんがなかなか良かった。
歌も上手いし、声も綺麗。

甲斐翔真さんはやはり尾上右近さんに似てるかも。
立ち姿が美しくて、これからどんどん人気が出そうですね。

上川一哉さんと中河内雅貴さんはムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカルにも出てらっしゃって、
歌とダンスの上手さは確認済み。
他のキャストも素晴らしかった。
もちろんアンサンブルも。


望海さんがあまりに素晴らしいので、ファンクラブに入ろうかな・・と一瞬思ったけれど、
彼女の舞台チケットは何とかチケットサイトでも取れるし、
私は別に彼女の写真集が欲しいとか、お茶会に参加したいと言うわけではないので思いとどまりました。
うん、年金生活者はできるところで節約しないとね。
舞台も何回も通えるわけではないのでね。
3月のドラマティックコンサートも当選できたので、楽しみ、楽しみ。

とにかく、望海風斗、最高オブ最高!!!でした。


# by leonpyan | 2024-01-20 12:22 | 観劇 | Comments(0)

新春浅草歌舞伎2024 第1部

新春浅草歌舞伎2024 第1部_c0004750_16073669.jpg
1月11日(金)浅草公会堂にて第1部鑑賞。

お正月は歌舞伎座公演よりも楽しみな新春浅草歌舞伎。
コロナで2年ブランクがあり、去年やっと再開、
それでもコロナ対策のために年始ご挨拶はなし、昼の部と夜の部の役者は総入れ替えでした。

今年はやっといつもの浅草歌舞伎が帰ってきた!
と思ったら、主要メンバー7名は今年で卒業!?
(卒業と言う言葉は松竹さんから止められたらしい。
一応、ひと区切り、と言うことになったらしい。)
まあ、このメンバーはこれから主要メンバーになっていくだろうし、
そろそろかなとは思っていたので想定内ではありますが、
好きな役者さんばかりなので、彼らに浅草で会えなくなるのは寂しいですね。


お年玉〈年始ご挨拶〉
 坂東巳之助

チケット発売日にはまだご挨拶のスケジュールが発表になっていなかったのですが、
ラッキーなことにみっくんでした。
時間がギチギチなので、短めなご挨拶ではありましたが、みっくんはやっぱり滑舌いいし、キッパリしていていいなあ。

一、本朝廿四孝 十種香

 八重垣姫 中村米吉
 武田勝頼 中村橋之助
 腰元濡衣 坂東新悟
 白須賀六郎 中村種之助
 原小文治 坂東巳之助
 長尾謙信 中村歌昇

お姫様役の中でも難役の三姫の一つとされる八重垣姫。
三姫の演目ではこれだけ観たことがありませんでした。
通しではないので、ある程度知識を入れていかないと???になりがちな古典。
とりあえず予習していったので大丈夫。

幕開きの舞台が中央に勝頼、上手に赤姫姿の八重垣姫、下手に黒い着物の濡衣が並び、絵のように美しい。
三姫ものって、姫が悩んだりかきくどいたりするのが見せ場なので、私的には実はちょっと退屈だったりする。
でも、米吉さんの赤姫可愛いし、新悟さんの濡衣がしっとり素敵なので、飽きずに観ることができました。
種之助さんと巳之助さんの見せ場もあるしね


二、与話情浮名横櫛 源氏店

 切られ与三郎 中村隼人
 妾お富 中村米吉
 番頭藤八 市村橘太郎
 蝙蝠の安五郎 尾上松也
 和泉屋多左衛門 中村歌六

これは去年4月の歌舞伎座ににざたまカポーでかかった演目。
死んだはずだよ、お富さん♪
米吉さん、赤姫がニンとは思いますが、意外と色っぽい妾役もイケてました。
隼人さんも影のある二枚目ができるようになって、ここ数年の成長がすごいと思う。
もちろん二人とも、若さ故に、まだまだ深みが足りないけれど、
将来的にこういう役を背負って立つようになるんだろうなと期待させてくれる出来です。
松也さんの蝙蝠安も良かったです。もっと汚くしてもいいくらい(笑)。
橘太郎さんの藤八も可笑しいし、やっぱり歌六さんが登場すると場が締まる。
ホント、色々な役者さんで観たい演目です。


三、神楽諷雲井曲鞠 どんつく

 荷持どんつく 坂東巳之助
 親方鶴太夫 中村歌昇
 太鼓打 中村種之助
 大工 中村隼人
 子守 中村莟玉
 若旦那 中村橋之助
 芸者 中村米吉
 白酒売 坂東新悟
 田舎侍 尾上松也

みっくんのどんつく!
こんなに楽しかったっけ!?と思うほど楽しかった。
何と言ってもグレイテストかしょーマン、私が見た日の籠鞠はパーフェクトでしたよ!
みっくんの踊りも相変わらずキレがあって、ずっと観ていられる。

2017年の歌舞伎座で観たときもみっくんの踊りを堪能したけれど、
回りが先輩だらけだったからか、みっくんも緊張気味だったし、
何より若旦那役のDさんがそっぽを向いていて、それが気になって集中できなかったんだよね。
あのイヤーな印象以来、私はDさんの舞台はあまり観ないことにした。
もちろん共演者に推しがいれば行きますが。
そんなイヤーな思い出を今回の浅草はしっかり上書きしてくれました。
一同が本当に太神楽を楽しんでいるのが客席にも伝わってきて、会場が一体化していました。

新春浅草歌舞伎2024 第1部_c0004750_16075052.jpg
来週は第二部も観る予定。
楽しみです!

# by leonpyan | 2024-01-13 21:37 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

壽 初春大歌舞伎 昼の部

壽 初春大歌舞伎 昼の部_c0004750_21453310.jpg
1月5日(金)歌舞伎座にて昼の部鑑賞。

 2024年元旦の夜、能登を震源とした大きな地震が北陸地方を襲いました(令和6年能登半島地震)。
 関連して、飛行機事故も起りました。
 尊い命を失われた方々へ心よりお悔やみを申し上げます。
 被災された方々が一日も早く落ち着いた生活に戻られますように。
 微力ながら、ささやかではありますが、義援金を送ろうと思います。

本日、初観劇に行って参りました。
亀ちゃん不在の初春歌舞伎。
ここ数年、特に2020年からの印象が強く残っていて、
連獅子、悪太郎、四の切、歌舞伎草紙と、夢のような演目が続いていました。
敢えて観に行かないという選択肢もあったので、かなり迷いました。

でも、昼の部には澤瀉屋の面々が出演するし、お気に入りの「荒川十太夫」はやはり観ておきたい、と三階席を購入。
ぼっち観劇でも目一杯楽しめるよう、色々計画しましたよ。
松竹から4千円分の金券をいただいていたので、お弁当を奮発したり(児雷也の天むす弁当、美味しかった!)
木挽町の売店でお土産にわらび餅を買ったり。
観劇後はデパートに寄り、貯まっていたギフト券で正月セール品のカーディガンと手袋を買ったり。
お正月のささやかな贅沢を満喫しました。

それでも、「荒川十太夫」ではマスクがビショビショになるくらい泣いてしまったな。
感想は下記にて。


一、當辰歳歌舞伎賑

  五人三番叟 中村福之助
        中村鷹之資
        中村歌之助
        中村玉太郎
        中村虎之介

  英獅子 中村雀右衛門
      中村鴈治郎
      中村又五郎

正月恒例の華やかで賑やかでめでたい舞踊。
若手の生き生きとしてキレのある踊りと
ベテランの粋で色気たっぷりの踊り。
鷹之資さんはやはり体幹がしっかりしていて、頭が上下せず、足運びの緩急も上手い。
若手ではこの人と壱太郎さんの舞踊が好き。あ、みっくんは別格扱い(笑)。

雀右衛門さん、赤姫もまだ全然やれるけれど、芸者姿が好きだな。
 

二、荒川十太夫

 荒川十太夫 尾上松緑
 松平隠岐守定直 板東亀蔵
 大石主税 尾上左近
 杉田五左衛門 中村吉之丞
 泉岳寺和尚長恩 市川猿弥
 堀部安兵衛 市川中車

配役は前回とほぼ一緒ですね。
演出は若干変わったところもあったようです。

やはりこのお話は感動的。
劇場内も固唾を呑んで見守っている。
鼻をすする音もあちこちで。
(途中で切腹シーンに驚いたのか、女性が叫んだのにはビックリしました。)

冒頭で出てくる茶店の娘が尾上緑さんで、客が市川翔三さん、
この二人がいいムードでやり取りする一瞬のシーンにちょっと萌えました(笑)。

松緑さんは十太夫にすごく合っている。
実直さが伝わってくる。
亀蔵さんも吉之丞さんも前にも増して良い。
我らが猿弥さん、ピーンと張り詰めた舞台を和ませてくれます。

亀ちゃんに替わって安兵衛を演じた中車さん。
中車さんはちょっと強面で意志の強そうな安兵衛。
それだけに、十太夫の嘘が少し悲しく感じられます。
亀ちゃんは凜としながらも、もう少し柔らかい印象だったかな。
亀ちゃん@安兵衛は十太夫の嘘に感づいていたような、それでいてそれを受け入れていたような。
どちらも素晴らしい安兵衛でした。

もう、これは私個人のことなのでスルー推奨なんですが、
やはり亀ちゃんを思い出して途中から涙と鼻水ボロボロでした。
中車さんのセリフが亀ちゃんの声に重なるんです。
亀ちゃんと中車さん、イトコだから似ているけれど、演技は似ていない。
でも、猿翁さんにしろ、中車さんにしろ、やっぱり同じ役を演じているのを観ると否が応でも亀ちゃんを思い出してしまう。
私、本当に亀ちゃんの芸に惚れてるんだな。
誰も代わりにはならない、それはもう分ってる。
これからも亀ちゃんが演じた役を誰かが演じるのを観る度にこうやって思い出すのだろうと思う。
決して上書きはされないだろう。決して。


三、狐狸狐狸ばなし

 手拭い屋伊之助 松本幸四郎
 女房おきわ 尾上右近
 雇人又市 市川染五郎
 博奕打ち福造 大谷廣太郎
 おそめ 市川青虎
 弔問の女おしづ 中村梅花
 遊び帰りの男 澤村宗之助
 寺男甚平 中村亀鶴
 法印重善 中村錦之助

江戸を舞台にした喜劇。
これは役者によってかなりコメディ要素が変わってくるかも。
主演の三人は悪くないけれど、もうちょっと弾けても良かったかな。
染五郎が意外とこういう役もできるんだというのが発見。
そして、今回の優勝は青虎さん。一番笑いを持って行きました。
右近さん、菊五郎劇団の新国立ではなく、歌舞伎座に出たのはピンの人気役者になった証かな。

今回、大向こうさんがいつになく棒で、こういう大向こうさんもいるんだーと何だか面白かった。
やっぱり難しいんだな。

壽 初春大歌舞伎 昼の部_c0004750_21454280.jpg
江戸消防記念会による木遣り始めがありました。
木遣り歌のあと、全員で一本締め(チャチャチャンチャチャチャンチャチャチャンチャ!です。チャン!は一丁締め)。
華やかな観劇の幕開けとなりました。


# by leonpyan | 2024-01-06 09:01 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

2023年勝手に選ぶベストエンターテインメント

2023年勝手に選ぶベストエンターテインメント_c0004750_16553506.jpg

激動の2023年ももうすぐ終わろうとしています。
今年は去年にも増して怒濤の一年でした。

2月に実母が他界。
5月は一生推すと決めた亀ちゃんが事件を起こし、
私は失意のまま、3年半ぶりに渡台、そして帰国後発熱してコロナ発症。
7月には義父が他界。
8月に夫と計画していた岡山・姫路旅行中止。
11月夫とヨーロッパ旅行へ。
ドイツーバスクーフランスと回る予定が、バスクのサン・セバスチャンで息子から義母が倒れたと連絡。
予定を切り上げて帰国するも、義母の臨終には間に合わず。
12月に入り数年ぶりに風邪っぴき、夫にも感染。
庭の芝刈りの最中に夫が指を切り、5針ほど縫う。
喪中なので正月飾りもなく、大掃除も適当に・・・。←今ココ。

お別れが続いて寂しい年越しになってしまいました。
こういう年もあるのですね。
来年はいい年になるといいなあ・・。

気を取り直して、今年のエンターテインメントを振り返ります。
大変とは言いながら、結構劇場には通いました。

まずは映画。
シネマ歌舞伎を加えると7本。
これはベストワンはもう文句なく「RRR」で決まりです。
「怪物」「君たちはどう生きるか」も良かったですけれどね。
「RRR」ぶっちぎりです。

観劇は朗読劇も加えると13本、15回。
「天號星」と「ジャンヌ・ダルク」がチケット取りながらも諸事情で行けなかったのは残念。
ベストスリーは
1.「ムーラン・ルージュ!」
  圧倒的な華やかさと実力派総出の舞台。
  来年夏にも再演されるそうなので、また絶対観に行きたい。
2.「OUT OF ORDER」
  今年は辛いことが多い年だったので、笑える舞台がありがたかった。
  中村倫也の舞台に今のところハズレがない。
3.「ウーマンリブVol.15もうがまんできない」
  こちらもドッカンドッカン笑える舞台。
  クドカン+阿部サダヲの真骨頂。
  永山絢斗も良かったのになあ。。

伝統芸能(歌舞伎を除く)は能・狂言1回、落語2回。
「飛鳥山薪能」がとても良かった。
落語もハマりそうで怖い(笑)。

コンサートは藤井風とレキシ1回ずつ。
どちらも良席だったなあ(遠い目)。

歌舞伎は今までで一番通ったと思います。
2回以上通った演目もあるしね。
今年は亀ちゃん事件があったが故にそのショックを振り払うがごとく、
そして澤瀉屋を応援するために足繁く通いました。
でも、心にぽっかり穴が空いています。
彼の不在がこんなにも辛いなんて。
それでも歌舞伎は行きますよ、一番チケット取りやすいしね(苦笑)。
今はどこの後援会にも所属していないので、チケット松竹で買っていて、来年は特別会員にグレードアップしましたし。
ベストスリーはこちら。
1.「新三国志」@博多座
  去年歌舞伎座でかかったものに関平のシーンなどを加えたもの。
  博多座という箱が素晴らしかったのと、團子さんの活躍が良かった。
  この時はまだ亀ちゃんも座頭として存分に魅せてくれた。
2.「新・水滸伝」@南座
  遠征すると印象が強くなるのかな?
  歌舞伎座公演を経て、役者の皆さまがとてもこなれたのか、物語に没入できた。
  亀ちゃんのいない澤瀉屋の総力結集に泣きました。
3.「新作歌舞伎 流白浪燦星」
  今年は新作目白押し。
  私的には大好きなゲーム原作の「FF10」を推したいところだけれど、
  将来的に残っていく演目はルパン歌舞伎だという気がする。
  「マハーバーラタ」も「超歌舞伎」も楽しかった。
  でも、やっぱり澤瀉屋の力を見せつけたルパン歌舞伎を挙げます。

テレビドラマはやはり何と言っても「VIVANT」一択ですね。
「ブラッシュアップライフ」も面白かった。
忘れちゃいけないのは「きのう何食べた?season2」
朝ドラ「ブギウギ」も楽しみ。


来年はもう少し観劇のペースを減らして、
旅行を増やしたいなと思いつつ、きっとまた足繁く劇場に通ってしまうのだろうな。
健康で明るい年になるといいなと思います。

喪中につき、年始のご挨拶を失礼させていただきます。
皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

# by leonpyan | 2023-12-30 16:48 | 雑談 | Comments(0)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪

by ちょし