NHK放送の副題って内容そのまんまですよね。
まさしく宮中に波紋を投げかけてしまった王さまのご命令。
医女を王の主治医にするなんてとんでもない、とあちこち大騒ぎです。
大臣たちや家臣、医務官のみならず、
同じ女性である皇太后、皇后、尚宮、同僚の医女たちまでが大反対。
でもちょうどその頃、チャングムとチョンホは雪の中を逃避行の真っ最中です。
ロマンティックなBGMが流れ、
「本当によろしいのですか?」と何度も聞くチャングムがいじらしいっす。
チョンホはもうチャングムのためなら命も投げ出す覚悟ですからね~。
「ときめいています」なんて言われたら天にも上っちゃう☆
官職を捨てるくらいどうってことありませんやね。
それにしても雪の中、あの格好で歩くのはさぞかし寒いのでは。
当時は外套のようなものはなかったのでしょうか?
チャングムはほっぺも真っ赤で辛そうでした。
(撮影が終わったら肌のお手入れしなくっちゃ、と思っていたに違いない!)
NHKのガイド本に載っていたおんぶの写真は川を渡るシーンでしたね。
チョンホにおんぶをされながら、昔お父さんがお母さんのために前もって川に石を置いたこと、
そしてそれがお父さんを好きになるきっかけになったと話すチャングム。
(やっぱりお父さんが先回りして石を置いていたのはバレバレだったのね)
つかの間の幸せ。
そんな二人の前に追っ手が立ちはだかります。
王から主治医に指名された医女とチョンホが駆け落ちしたことが宮中に知られてしまったら、
二人は捕らえられて死罪になるだけでなく、
チョンホの上司である右大臣(右議政。チャチャンソンが昇格)と
その臣下のものたちまで失脚させられる恐れがあるのです。
右大臣自らチョンホの説得にあたります。
宮中に戻り、まずチャングムが王の命令を辞退し、
チョンホがその後の事態の収拾をすること、
そうでなければ今までやってきたことが全て水の泡になる、と。
チャングムもチョンホも自分たちがもはや二人だけのことを考えればいい立場ではないことを悟ります。
宮中に戻る決心をし、帰途に着いた船の上で
チョンホはチャングムに王命を受けるべきであると話します。
自分や右大臣の勢力争いは宮中では日常茶飯事であるが、
医女が主治医となるというのはこの国を変える出来事かもしれない、と大局的な見方をするチョンホ。
カン・ドックの家に戻ったチャングムに対し、チャンドクも主治医の話を引き受けるべきだと諭します。
女性も医術の腕を認められるべきであり、チャングムにはその実力も心意気もある、今回はまたとないチャンスだ、と。
ああ、チョンホもチャンドクもいつもチャングムの味方なんですね~。
翌朝、王さまのもとにあがり、主治医の命を受けるチャングム。
宮中は大混乱。
内医院の医局長シン・イクピルは自分の力の足りなさを恥じて辞職願いを提出。
ウンベクまでがチャングムに自分たちの後押しは期待しないように言い放ちます。
医女たちも医局長に続いて辞職願いを出すことに。
シンビだけはチャングムの実力を信じ、ひとり応援する覚悟。
辞職したら次の職がないチボクは右往左往。
その頃、皇太后と皇后は尚宮から、王が淑媛の手引きでチャングムと二度会っていたことを聞き、
淑媛が皇后の座を乗っ取るつもりでチャングムをけしかけているのではないかと疑います。
淑媛を呼びつけ、責めたてる皇太后。
帰り道、ショックで淑媛は産気づいてしまいます。
風熱でお産が難しい上に8ヶ月の早産でたいへんな難産となり、何度も失神を繰り返しますが、
チャングムの必死の処置で淑媛はなんとか無事に姫を出産。
淑媛が危険に陥ったのは自分のせいであると責任を感じたチャングムは
王の御前に赴き、主治医の話を辞退しますが、
その時、王と皇后のもとに慶源(キョンウォン)王子が倒れたとの知らせが。。。つづく
『チャングム』が東アジア各国で人気だというのは、
儒教思想が根っこにあり男尊女卑の考え方がいまだに根強い地域であるというのも理由のひとつなのかもしれません。
これほど女性が活躍し、胸のすくようなドラマはなかなか無いのではないでしょうか。
やはりアジア各地で大ヒットした『おしん』も女性が活躍するドラマでした。
史実的にはあり得ない展開かもしれませんが、
現代社会でも共感できる女性の活躍譚という側面が
多くの視聴者の心をつかむのでしょう。
面白いのは、韓流に興味の無い中年男性にも人気がある、ということ。
宮中の勢力争いはさながら職場で実際に起こっているようなことですし、
上司や友人にめぐまれ成長していくチャングムの姿はサラリーマンの方々にも魅力的に映るのかもしれません。
あと残り4話です。
終わってしまったら本当に寂しいだろうなあと思います。
ここ数話を観て感じるんですが、
何だか50話近くの長い道のりを付き合ってきた
ご褒美を毎週毎週もらっているような気がするんですよね。
今日のおんぶシーンもそうですが、
チャングムが昔話(両親のこと、ハン尚宮さまのこと、そしてチョンホとの出会い)を
するたびにこみあげてくるものがあるんです。
これって1話からずっと見守ってきたからこその感慨なんですよね。
反対に、ここまで観てきて、改めて1話から観ると、
ああ、ここに伏線があったのか、これはこういう意味があったのか、
と新たな発見があります。
来週の土曜日からいよいよ地上波放送が始まります!
しっかり3巡目、観ますよ~~~(^^)。
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