2008年 07月 02日
『空との距離』を追い続ける作家-日高理恵子
中高時代の同級生、日高理恵子氏の日本画展が武蔵野美術大学のギャラリーで開かれています。
友人たちと国分寺駅で待ち合わせ、行ってきました。
今日は久しぶりに日高さん本人も来てくれて、作家同行の贅沢な鑑賞となりました。
広々とした空間と白い壁に、彼女の絵はまるであつらえたようにフィットします。
日高さんは、真っ白で大きな麻のキャンバスに、岩絵具で「木を見上げ」た風景を描いていきます。
もう何年も何年もこのスタイル。
ずっと見続けていた者としては、その都度微妙に変化しているのを発見することも楽しみのひとつです。
今回はより自由度が増し、木の力強さを感じました。
小品4作。
(小品と言っても、普通の絵の大きさです。)
大作2点はその場でじっくり鑑賞していただきたい。
ずっと彼女のことを「木を描く」作家だと思っていたけれど、
今回の作品を観て、木を描きながら、彼女の視点は「空」にあるのだ、と知りました。
帰りに玉川上水の小道を通り、鷹の台駅まで歩く途中、私も木を見上げてみました。
うっそうとして空が見えませんが(笑)。
日高さん同行とは、素敵素敵。
彼女の凛とした心が、作品に品格となって現れてますよね。
そして、ちょしさんの写真も、これまた素晴らしい作品だわ!
日高さんと、リンクしてますわ!
そちらからはわりと近いのではないかしら?玉川上水の道もとても素敵なので、初夏に歩くのは気持ちいいと思います。お時間があれば是非!
日高さんは本当に昔と変わらず、凛とした中にたおやかな雰囲気があって、絵と同じ!