2006年 08月 31日
時をかける少女
年がバレちゃいますけど、それ以前にテレビでやっていた『タイムトラベラー』も観てました。
こちらはとても夢中で観た覚えはあるけれど、まだ幼かったので、かなり内容は忘れています。
私にとってはこの二つで完結。
だからその後の南野陽子版も内田有紀版も印象に残っていません。
今回アニメでリメイクされると聞き、アニメかぁ、と(アニメ好きには怒られそうだけど)特に食指は動きませんでした。
が、東京でたった一館でしか上映されていない(現在は3館に拡大)と言うのにかなり話題になっていて、
この夏のアニメでは一番評判がよかったので行ってみました。
完全リメイクかと思ったら、そうではなくて続編みたいな感じ。
ヒロインはまさに現代っ子。舞台も21世紀の現在。
オリジナル版の芳山和子は叔母さん世代になっています。
何だか時代を感じるなあ。
アニメには疎い私。最初は精密な背景と、漫画チックなキャラの共存に違和感を抱いていたけれど、ほどなくそれも慣れました。
素直に感動するには私は年をとり過ぎた気がするけれど、テイストは昔とそれほど変わらない。
甘酸っぱくて切ない青春の一ページを上手く描いています。
ヒロインの「成長」に焦点を当てているのもマル。
まあ、若干アニメ的なデフォルメがうるさい場面もありますけど、
総じてテンポよく、好感の持てる佳作。
それにしても客層が普段私が観る映画とは全く違ってましたね。
一般に「アニメオタ」と呼ばれている人たちが多かったような?
隣の席の若い女性は「次、四回目行こうかな」とおっしゃってました。
待合室での若いグループの会話を聞いていたら、その中に複数回来ている人がいて、
友だちを誘ってまた来る、というパターンが多かったような。
私は・・まあ、一回で十分ですけど。
・時をかける少女@映画生活