2006年 02月 22日
PROMISE
その中でもチェン・カイコー、チャン・イーモウ、ティエン・チュアンチュアンの三人は
失敗作を撮っても何となく点が甘くなってしまいます。
今年はイーモウとカイコーの新作が揃ってお目見え。
先週のイーモウ作品『単騎、千里を走る』に続いて、弾みをつけてカイコーの『PROMISE』を観てきました。
予告も少しは観ていたので、映像の美しさに大きな期待を抱いておりました。
ふーむ、これは武侠映画ではなく、ファンタジーらしい・・・さすがに画面は美しい。
・・が、上映開始10分とたたないうちに、私の中で何かが弾けました。
チャン・ドンゴンの登場・・・いよっ、待ってました、イイ男!
・・のはずが・・「あ、どうしよう、ここって笑ってもいいところ?」
と迷う間もなく、ククク、と声を出して笑ってしまった私。
その後、笑いのツボが約4回。決してコメディじゃないんだけどね。
『カンフーハッスル』『火山高』を彷彿とさせるアクション場面!
全編通じて真面目なのか狙ったのかわからないようなトンデモ展開が待っています。
何がすごいのかはまずご覧になってみてください。
恐るべし、チェン・カイコー!そう来たか。
格好いいんだけど何とも天然な雰囲気をかもし出しているチャン・ドンゴン(昆崙)。
スケベなおっさんをじっとり演じる真田広之(光明)。中国語、うまいよ!感心したよ!
暗くて何となく『藍于』的な色合いを持たせた独特のムードがいいリィウ・イエ(鬼狼)。
極めつけは扇子を持たせたらアジア一!?のニコラス・ツェ(無歓)。美しい!
この4人の競演がこの映画の肝とも言えますね。たまんないねぇ。
セシリア・チャン(傾城)はどーなんだろう・・。
最近痩せすぎちゃってオーラもかわいらしさも下降気味の彼女、
何だか蓮っ葉な感じがしちゃってこの役は向いてなかったような。
カイコーとしては意地でもチャン・ツィイーは起用したくなかったろうし、他に人材なかったのかな。
まあ、とりあえずストーリーは尻つぼみだし、
CGも笑っちゃう場面多々あるし、
評価としては絶賛できないけど、何だか憎めない映画です。
いや、結構好きかも(笑)。
年末あたり、私のベスト映画の中では特別賞に輝きそうな感じです(ホントかい)。
・PROMISE@映画生活
やっぱり無歓のキャラは・・・猫はとってもツボにはまっちゃったのよね
面食いだし(ぉ
>意地でもチャン・ツィイーは・・・
に思わず噴出してしまいました^^;
第五世代監督の作品はあまり期待しないで見ても、何かしら面白いですよね。
(あ、でも例外あり。わたしの場合は『キリング・ミー・ソフトリー』・・・)
今週見損ねたので、来週は絶対いってきます!
それで、笑っちゃうところは実際に笑ってもよさそう? やっぱりひんしゅくかな・・・?
『キリング・ミー・ソフトリー』ダメでしたか。確かに脱力系でしたね、あのオチは。
私は比較的空いた劇場だったのでまわりに人がいなくて笑っても大丈夫でした。人がいたら声を出すのは控えてたかも?
でも…ツェーじゃないってばこの映画は!郵便配達のムスコだよ!蘭宇だよ!一緒にボカシなし、観たじゃん(爆)!
チャン・ドンゴン、走ってましたね~。傾城の前でのそわそわぶりが何だか可愛いかったです。
ニコラスはもう少し日本で人気があってもいいのでは?と思っていたので、これで多少変わってくるような気がします。
リウ・イエの化けっぷりには驚愕!