
9月1日(月)シネスイッチ銀座にて鑑賞
万作さん、、と言えば私にとっては長い間「違いがわかる男」(コーヒーCM)という認識でしたが、
8年前に本舞台を観て以来のファンです。
10年ほど前から着物を着るようになり、
着物を着るためのシチュエーションとして、
歌舞伎、能狂言など日本の伝統芸能に興味がわきました。
最初は着物を着るために行っていたのが、そのうち舞台そのものに夢中になりました。
今は歌舞伎と落語に足繁く通っておりますが、一時期狂言もよく観に行っていました。
能はどうしても睡魔が襲ってくるのですが
合間の狂言になると目がバッチリと覚める。
面白いんです。
それからは狂言会のみに行くようになりました。
観ているとその当時まだ米寿前だった万作さんから目が離せなくなりました。
声、動きなど最盛期に比べれば衰えもあったでしょう。
ただ、万作さんの演じる好好爺が素晴らしかった。
たぶん、亡き父に重なる部分もあるのでしょう。
高らかに笑う姿。
ちょっとイタズラな顔つき。
こういう年の取り方ができれば、というお手本のような存在でした。
その後歌舞伎沼にどっぷり浸かり過ぎたため狂言はたまに行くくらいになりましたが。
自分語りが長くなりましたね。
さて、今回万作さんのドキュメンタリー映画が上映されるというので行ってきました。
監督 犬童一心
題字・アニメーション 山村浩二
ナレーション オダギリジョー
出演・監修 野村万作 野村萬斎
モノクロームで映し出される「現在」
アニメーションで紡がれる「過去」
カラーで立ち現れる狂言「川上」
万作さんが稽古場へと歩く姿から始まります。
94歳(収録当時は93歳)にして杖も使わず一歩一歩確かな足取り。
その後、万作さんの父、祖父、弟の話が語られ、
孫の野村裕基、三藤なつ葉、息子野村萬斎のインタビューが挿入され
後半は文化勲章受章記念公演での「川上」の上演シーンがまるごと。
六つの顔は
真っ直ぐな目線で演じた「父」
子供がまず演じる靭猿の「猿」
反発をしていた学生時代の「自分」
生涯追い続けた釣狐の「狐」
金沢から上京し狂言を演じ続けた「祖父」
一緒に戦火を逃れ狂言師となった「弟」
90歳を超えて尚、父の域に達していないと語る万作氏。
謙虚で自分に厳しく、見つめるその眼差しは広く優しい。
一つの道を極めるということは並大抵のことではないけれど
人間国宝と認定された皆さんのお顔はある意味似ているなと思う。
穏やかで真っ直ぐで愛くるしいんですよ。
尊い、ってこういうことを言うんでしょうね。
(★★★★★)
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