大人計画の再再々演『キレイー神様と待ち合わせした女ー』を観賞しました。
お互いにめちゃくちゃ舞台にハマっているYちゃんと。
(Yちゃんを舞台に引き込んだのは私だけれど、
そもそもYちゃんの「大人計画」ファンを「新感線」ファンと勘違いして『髑髏城』のチケットを2枚取ったことから始まってる)
作・演出 松尾スズキ
ケガレ 生田絵梨花
少年ハリコナ 神木隆之介
青年ハリコナ 小池徹平
ミソギ 麻生久美子
カネコキネコ 皆川猿時
ダイズ丸 橋本じゅん
マジシャン 阿部サダヲ
カネコジョージ 村杉蝉之介
ダイダイカスミ 鈴木杏
舞台は時代の分からない、私たちの知らない日本。
3つの民族が争い、戦争が続いている。
民族解放軍を名乗る集団に誘拐され10年間監禁されていた少女ケガレが地下室を脱出し、外の世界に出る所から始まる。
とても複雑な世界を転換なしの一場で表現しているのがすごい。
大豆でできたダイズ兵、そのダイズ兵の死体を回収しリサイクルとして食料にするという発想も近未来的。
先日観た『ナウシカ』にもちょっと通じる、人間の世界の危うさ、哀しさ、それでも生きようというエネルギーを感じる舞台。
ミュージカルなので、キャスティングも歌える俳優を配していて、
特に主演の生田絵梨花、小池徹平は上手かった。
アイドル事情には詳しくないのだけれど、乃木坂46恐るべし!
生田絵梨花はものすごく才能に溢れていますね。
『いだてん』ロスがまだ冷めないうちの観賞だったので、阿部サダヲ、皆川猿時、麻生久美子、神木隆之介の元気な姿は嬉しかった。
神木隆之介が舞台が初めてというのはビックリでした。
阿部サダヲはやっぱり天才だし、皆川猿時の破壊力はすご過ぎる。
そして愛しのじゅんさんも活き活きとダイズ丸を演じていました。
哀しいお話ではありますが、舞台にみなぎるパワーは元気をくれる。
今年は辛いことも多かったけれど、それでも「生きねば」、ですね。
それにしてもコクーンはどうして腰が痛くなるんだろう。
何となく舞台も遠く感じるし。
好きじゃない劇場NO.1なんだけれど、行く回数は多いんですよね~。