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閑遊閑吟 

NODA・MAP 『Q』

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池袋の芸術劇場プレイハウスで上演中の野田マップ『Q A Night At The Kabuki』を観てきました。
地味に松たか子さんのファンですが、生舞台は初めて。
とっても楽しみにしておりました。

が、その日は実家の母が独居の自宅でベッドから落ち、動けないと連絡があり、
急きょホームに体験入所として預かっていただいたりと
ものすごく慌ただしく、舞台は諦めていたのですが、ソワレだったので何とか行くことができました。
早朝から動き回っていたため、疲れていて絶対に寝てしまうな・・と思ったのですが、
席も良かったし、話に動きがあって面白く、寝落ちせずに済みました。

それからの愁里愛 松たか子
それからの瑯壬生 上川隆也
源の愁里愛/愁里愛の面影 広瀬すず
平の瑯壬生/瑯壬生の面影 志尊淳
源義仲/法皇 他 橋本さとし
平の水銀/平の白金 小松和重
六波羅禿の巴 他 伊勢佳世
源の生母/平の溺愛母 他 羽野晶紀
源の乳母 野田秀樹
平の清盛/平の凡太郎 竹中直人

野田さんの芝居と言えば言葉遊び、役者さんたちのパワー、ラスト近くのメッセージ性がとても印象的ですが、
難解な部分も多く、鑑賞後の感想は「面白かったし、パワーをもらった。でも、話はよくわからない・・」的な?
でも、今回はとても分かりやすく、いつも以上にエンターテインメント性が高い舞台でした。

上川隆也、広瀬すず、志尊淳、橋本さとし、伊勢佳世、竹中直人は野田マップ初出演。
特に橋本さんは新感線風味だったし、竹中直人もかなりエキセントリックで、この二人がお笑いを引っ張っていたかな。
広瀬すずは本当に可愛くてキラキラしてた。
ただ、野田脚本の早口台詞にはちょっと付いていっていない部分もあって、聞き取れないこともありました。
志尊くんはテレビドラマの配役で多い女性的な部分は全くなく、かなり硬派に真面目に演じていましたね。
羽野晶紀は本当に舞台が好き!というのが伝わってくる熱演。
上川隆也もテレビよりも断然舞台がいいと思う。
伊勢佳世もとても印象的なお芝居をしますね。

そして、念願の松たか子!
広瀬すずと並ぶとやはり年を重ねた感があるのですが、あの声は素晴らしい。
間の取り方もさすがです。

野田マップは役者を観る、というのが第一の旨みでしたが、今回は話も音楽(Queen!)も最大級に楽しめる舞台でした。
野田さんのコアなファンにとってはちょっと異質かも?
何となく新感線寄りだったので(笑)。
私はとっても楽しめました!


by leonpyan | 2019-11-25 11:54 | 観劇 | Comments(0)

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