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閑遊閑吟 

アジアの女

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シアターコクーンで『アジアの女』をSさんと観てきました。

去年の石原さとみの舞台がものすごく良かったので、今年の舞台も観るぞー、と楽しみにしていたんですよ。
最近TVドラマでの役が高ビーな女ばかりだったし、石原さとみの良さってそういうところだけじゃないと思うんですよね。
去年は一言で言えば「透明感」。
今年は・・・「狂気」かな?

本は長塚圭史作、2006年に富田靖子が主演した舞台の再演です。
吉田鋼太郎が演出、出演は石原さとみ、山内圭哉、矢本悠馬、水口早香、吉田鋼太郎。


大災害によって壊滅し、立ち入り禁止区域となった町で半壊した家に住み続ける兄・晃郎(山内圭哉)と妹・麻希子(石原さとみ)。
精神を病んでいた妹は徐々に回復しつつあるが、世話をしていた兄は今は酒に溺れる日々。
そんな中、書けない作家一ノ瀬(吉田鋼太郎)が現れ、元編集者の兄に「物語を書かせろ」と居座る。
麻希子に思いを寄せる巡査の村田(矢本悠馬)は、家を出ない兄妹の世話を焼き、食料と水を毎日運んでくる。
純粋さと狂気を行き来する麻希子は「ボランティア」と称した売春組織元締めの鳥居(水口早香)の誘いに乗り、生活のために働き出す・・・。


ストーリーを追うというよりは、役者の演技を堪能し、台詞を味わい、余韻を楽しむ舞台。
石原さとみは本当に可愛くて、見ているだけでも幸せになる稀有なタイプの女優だと思う。
山内圭哉も上手いよねえ。いい役者さんです。

2006年はまだ東日本大震災は起きていなかったわけで、長塚圭史は関東大震災をモデルにしたそうなんだけど、
昨今は台風被害や大雨被害もあるし、何だかとても架空のシーンとは思えませんでした。
『アジアの女』というタイトルに潜むテーマも重い。
静かな余韻を残す舞台でした。

by leonpyan | 2019-09-19 21:54 | 観劇 | Comments(0)

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