楽しみにしていた新作歌舞伎『ナルト』、
お茶友のJさんとKさんと行ってきました。
何といっても主演は我らが坂東巳之助丈。
御年28歳、結婚もしてこれからますます油が乗ってくるところ。
そして、新作歌舞伎での大抜擢。
これはもう、母のような思いを携えて観に行くしかない(笑)。
『ナルト』は忍者のお話と言うことしか知りません。
敢えて情報はシャットダウンして、新鮮な気持ちで観ようと思いました。
ビジュアル的にはナルト役の巳之助さんもサスケ役の隼人さんもぴったりな感じ。
脇を固める役者さんたちも澤瀉屋を中心に揃え、キレイカワイイ梅丸さんも登場して楽しみです。
うずまきナルト 坂東巳之助
うちはサスケ 中村隼人
綱手 市川笑也
大蛇丸 市川笑三郎
春野サクラ 中村梅丸
うちはイタチ 市瀬秀和
はたけカカシ 嘉島典俊
自来也 市川猿弥
うちはマダラ 市川猿之助
最初に感想を書きますと、
本当に楽しかった!!感動した!スカッとした!
ストーリーを知らなかったから特に感動できたのかもしれません。
あの人はこんなものを背負っていたのね・・・・的な。
72巻分の漫画をナルトとサスケの物語に絞ってまとめたのが良かったのだろうと思います。
若い演者さんたちが走り回り動き回り、役者たちが見得を切り、見せ場たっぷりの舞台でした。
そして、巳之助さん。
きっと漫画や2.5次元ミュージカルのナルトはもうちょっと軽いキャラなんじゃないかとも思うのですが、歌舞伎らしさを出すということもあるのでしょう。
『ワンピース』歌舞伎の時のようなキャラの演じ分けを楽しむ感じは影を潜め、しっかりと演じ切っている印象でした。
重圧もあったかと思います。頑張りました!良かった!みっくん!!
隼人さんは予想以上に良かった。
すみません、今までルックス先行であまり評価をしていなかったんですよ。
でも暗い過去を背負うサスケをとても繊細に演じていましたし、
ものすごーく恰好良かった。
主演の二人はもちろん素晴らしかったのですが、脇役が良かったですね。
特に猿弥さん、笑三郎さん、笑也さんの三人。しっかりと舞台を締めていました。
梅丸さんのサクラも可愛かった。
亀ちゃんはラスボス役をとても楽しんでいましたね。最近ヒール役がお気に入り?
楽しい舞台でした。
新作から定番の舞台になるといいですね!!