2016年 08月 05日
《シネマ歌舞伎》野田版 研辰の討たれ
《シネマ歌舞伎》野田版 研辰の討たれ (2007) 【監督】 【出演】中村勘三郎 / 中村福助 / 中村橋之助 / 市川染五郎 / 中村獅童 / 中村勘太郎 / 中村七之助 / 中村源左衛門 / 片岡亀蔵 / 坂東彌十郎 / 中村扇雀 / 坂東三津五郎 |
先週BSフジで放送された『映画 中村勘三郎』を観た。
何度か舞台は観ているし、世代的にも近いので勘九郎時代からの活躍はある程度知っているつもりだったが、その革新的かつストイックな姿勢に今更ながらに打たれた。
ちょうど勘三郎主演のシネマ歌舞伎が上映中だったのでいいタイミングと思い、観賞。
これは舞台で観たかった。
勘三郎の動き、台詞、汗、すべてをその空間で体感したかった。
野田秀樹の脚本・演出は笑いも豊富。
小気味よいリズムの喜劇を観ているようで、役者さんたちも愉しんでいるのがわかる。
『映画 中村勘三郎』ではこの舞台の練習中の映像も映されていて、それがものすごい緊張感だっただけに、かえって胸に迫るものがある。
ひとつの舞台を作るまでの勘三郎の厳しさが笑いの中にオーバーラップする。
この舞台では今は亡き勘三郎、坂東三津五郎、中村源左衛門の3役者が活き活きと演じている。
彼らの演技はこうやって映像でしかもう観られないのかと思うと、残念でならない。
お久しぶりです。
お元気て何よりです。
新涼やさっそうと立つ阿国像
京都四条南座の向かいに~刀と扇を持った、出雲の阿国像が~
京都へ行くと決まって訪れるパワースボットです。
勘三郎が亡くなって、もう三年ですか~
迎火や積もる話しのとめどなく
親子の積もる話しもたくさんあったでしょうに~
語らひもはや大文字となりにけり
五山送り火も終わり、秋になりました。
東京は台風一過とならず、雨風が頑張っています。
ありがとうございます♪
勘三郎、三津五郎、皆さん早すぎるお別れでした。息子さんたちの活躍を祈りたいですね。