2015年 01月 03日
真夜中の五分前
真夜中の五分前 (2014) 【監督】行定勲 【出演】三浦春馬 / リウ・シーシー / チャン・シャオチュアン / ジョセフ・チャン |
原作は未読だけれど、多分設定や内容はかなり違うんだろう。
上海の時計修理店という舞台と「続・宮廷女官若曦」でも双子を演じたリウ・シーシーの透明感を堪能する映画。
はかなげでミステリアスで、姉でも妹でもどっちでもいいじゃん(笑)と思ってしまいそうなほどリウ・シーシーは美しい。
特に前半はファッションも魅力的。
後半になると心の闇を抱えた美女は怖い、という展開になり、既視感が尚更観客を混乱させる。
ラストはぼかしているけれど、もの悲しさの中に光も見えるような気がする。
他人を愛するってそんなに簡単なことじゃない。それが愛なのか執着なのか寂しさなのか、わからなくなることもある。
時間を共有していても、本当に同じ時間だったのかも不確かだ。
三浦春馬の中国語は確かに頑張っていた。音感がいいんだろうな。