クサガメのいる弁財天
2014年 07月 18日

うちから歩いて数分の場所にちょっとおどろおどろしい弁天さまがある。
江戸時代から御利益があると有名だったらしく、周りが開発されてもお社はそのまま残っている。
先日朝の散歩のついでに久しぶりに寄ってみたら、甲長30センチはありそうな大きなクサガメが鳥居を進んだ中程に鎮座していた。
お社のそばには小さな池があるので、そこで暮らしているのだろう。
最近では神社の池にカメがいることはめずらしくないが、外来種のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)がほとんど。
クサガメだけが静かに暮らしていて、それもこんなに大きなクサガメは今まであまり見たことがない。
20年近く前、我が家に初めてやってきたカメは実はクサガメだった。
リュウという名前をつけてかわいがっていたが、1年ほどして、リクガメのトトが家にやってきた頃のこと、
リュウを庭に放して散歩させていたらいつの間にか姿が見えなくなってしまった。
どこかに逃げてしまったのか、それともカラスに持って行かれたのか。
それっきり行方不明となってしまった。
もしかしたら弁天さまのクサガメはリュウかもしれない、なんて勝手に思ってみたり。
散歩の途中で会いに行くのが楽しみなこの頃なんである。