2008年 12月 16日
エグザイル/絆
【監督】ジョニー・トー
【出演】アンソニー・ウォン / ニック・チョン / ジョシー・ホー / フランシス・ン / サイモン・ヤム / リッチー・レン / ロイ・チョン / ラム・シュー / エレン・チャン / エディー・チョン / ホイ・シウホン / ゴードン・ラム / タム・ビンマン
淡々と流れるタイトルバック、そこに並ぶ面々を見ただけでワクワクしてしまう。
だって、ジョニー・トー監督で、役者は秋生さんとか鎮宇さんとか林雪さんとか張耀揚さんとか、大好きな『ザ・ミッション』とかぶりまくりで、その上張家輝さんですよ!?
任達華さんなんてボス役で憎たらしさ全開だし(そういえば『エレクション2』の公開はどうなったんでしょう?)、
おまけに任賢齋さんも超美味しい役で出ているし、香港電影迷にとってはたまりません!!
お話は例によって脚本はあるの!?てな進み具合。
おっさん達がほとんど子供のようにじゃれるシーンとか、何人死にました?とついつい数えちゃう銃撃戦は香港電影迷じゃなければ引くかもしれないなあ、などと思いながらも、
ああ、香港映画好きでよかった、たまにこういうご褒美があるんだよね、とニンマリしながら鑑賞いたしました。
ほんと、こんなに可愛くて格好いいオッサン達は今時なかなかいませんわね。
この5人と一緒に夕飯食べたい!鎮宇さんの炒め物美味しそうだし~と、ほとんどストーリーとは違うところで感動している自分もどーなの?とは思いますが、
基本的にはトー監督の魅力が満載の緊張感溢れるノワール物です。
コミカルなシーンにも癒される。極道ものなのに癒し系、そのギャップが何とも。
ただ、上映時間が109分と言うのはトー監督の映画にしてはちょっと長い。
その分緊張感が少し途切れる面もあって、満点つけていません。
あと10分絞っていたら完璧かな。
ああ、でもこういう映画が観たかったのよ~~。
DVDも買い、ですね。
いやもう、久々に香港~!で、私も嬉しくなっちゃいましたよ。
闇医者アパートでの銃撃シーンは、
思わず「いいぞっ!」と声をかけたくなるぐらいツボでした。
親父五人もいじらしかったです。
また観たいなあ。
ね、ね、良かったでしょ~~~?『レッドクリフ』とどっちを選ぶか、と言えばこっちだよね?(ジョン・ウー監督、ゴメン!でも選ばず両方観てますから!)
ジョニー・トー監督が香港にこだわり続ける限り、そして秋生さんやジャンユーさんたちが演じ続ける限り、香港映画はまだまだイケる!と思っています。
私は密かにニック・チョン(張家輝)がツボなんですが・・・(^^)。