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この世界の片隅に

この世界の片隅に (2016)

【監督】片渕須直
【出演】


★★★★★ [100点]「エンドロールで涙腺決壊」

今日は映画の日。
1,000円で映画を観られる日。
こんないい映画を1,000円で観るなんて、とても申し訳ない気がした。
3,000円払ってもいいと思った(言うだけタダだ。)

時代は第二次世界大戦末期、舞台は広島と呉。
内容的には何だか悲惨なものを予感させるけれど、そして確かに辛い現実がそこにあるのだけれど、それでもスクリーンの中で一番生き生きと描かれるのは「日常」だ。
海や山や空を見て心を動かされたり、笑ったり怒ったり、悲しんだり喜んだり。
主人公のすずはそんな気持ちを絵を描くことで昇華する。ある出来事が起こるまでは・・。

忘れていた何かを思い出させてくれるような秀作。
どんなに辛いことがあっても人には前に進んでいく力があるはず。
主人公すずの声を演じた「のん」さんにもエールを送りたい。


Posted by ちょし on 2016/12/01 with ぴあ映画生活


付け加えると、泣ける映画、ではないと思います。
私もそれほど涙が出たわけではない。
ただただ、胸にズシン、と来た。

で、油断していたらエンドロールのおまけ映像、
ここでボロボロ泣いちゃったという・・・。
あれは反則技でしょ。

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by leonpyan | 2016-12-01 18:03 | 映画 | Comments(0)

ハドソン川の奇跡

ハドソン川の奇跡 (2016)

【監督】クリント・イーストウッド
【出演】トム・ハンクス / アーロン・エッカート / ローラ・リニー


★★★★ [80点]「穏やかな感動」

世界がトランプ大統領誕生に驚愕している頃、アメリカの良心を感じさせるようなこの映画を観た。
イーストウッド監督の最新作。
86歳を迎えて尚こんな素晴らしい作品を撮れることにまず感動する。
実話を余計な演出を入れず、無駄なシーンを入れず、96分にまとめる手腕は見事としか言いようがない。
トム・ハンクスの抑えた演技もいい。
副機長のアーロン・エッカートにもしびれる。
映画全体が本当に実話を体感するように自然な雰囲気なのは細部にまでリアルな演出にこだわっているからなのだろう。
監督の次の作品も楽しみだ。


Posted by ちょし on 2016/11/09 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-11-09 23:51 | 映画 | Comments(0)

君の名は。

君の名は。 (2016)

【監督】新海誠
【出演】


★★★★☆ [90点]「映像にうっとり」

予告編を観た時はよくある入れ替わりモノと思って特にチェックしていなかったのだが、この大ヒット。
友人からも薦められて、期待を胸に劇場へと向かった。

オープニングから広大な宇宙の神秘映像。
これはちょっとただの青春モノではないかも?と思いつつ、ちりばめられた伏線や画面内の情報を見逃すまいと目を凝らす。

最初は三葉の住む町がどこにあるのかは知らされない。
それでもその美しい自然と大きな鳥居、お神楽シーンは日本の原風景を象徴するような神々しさを感じさせる。
瀧の住む東京の風景は馴染みの深いものだけれど、自分の知っている東京ってこんなにキラキラしていたっけ?と思うほど美しい。
映画全体が「Discover Japan」(死語?)のPR動画の如くである。

内容は何を書いてもネタバレになるので控えるが、設定に突っ込みどころはあれど、こういうストーリーはいくつになってもキュンとする。
自分もどこかで忘れてしまって置いてきた何かがあるんじゃないか、とふと思ったり。


Posted by ちょし on 2016/09/21 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-09-21 21:05 | 映画 | Comments(0)

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ (2016)

【監督】庵野秀明 / 樋口真嗣 / 石田雄介
【出演】長谷川博己 / 竹野内豊 / 石原さとみ / 逢笠恵祐 / 市川実日子 / 岩崎一洋 / 大迫一平 / 小野塚老 / 川井つと / 城野マサト / 小出恵介 / 近童弐吉 / 佐藤裕 / 末吉司弥 / 諏訪太朗 / 竹内義貴 / 鶴見辰吾 / 中田春介 / 南原健朗 / 橋本じゅん / 平泉成 / 古谷佳也 / 松澤仁晶 / 水野駿太朗 / 村本明久 / 柳英里紗 / 余貴美子 / 渡辺哲 / 大杉漣 / 片桐はいり / 國村隼 / 高良健吾 / 斎藤工 / 柄本明 / KREVA / ピエール瀧


★★★★☆ [90点]「ゴズィーラ!!」

周りでも評判だったので、ネタバレが蔓延しないうちにと観てきました。

驚いた!笑った!ドキドキした!面白かった!



パニック映画にありがちなお涙頂戴的演出がないのがとても潔く、怪獣映画でありながらも密室劇のような構成が新鮮でした。

ちょっと台詞が速くて聞き取れない部分もあったし、私の頭では理解しきれないところもありましたけれどね。
事前に何も情報を入れないで観に行った方がいいと思います。



ネタバレになるからあまり書けないけれど、ゴジラの登場は衝撃的でした。

あれがそうだなんて、聞いてないよーー。
あれは別物で、ゴジラが助けに来るのかと思った。


Posted by ちょし on 2016/08/29 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-08-30 23:42 | 映画 | Comments(0)
《シネマ歌舞伎》怪談 牡丹燈籠 (2009)

【監督】戌井市郎
【出演】片岡仁左衛門 / 坂東玉三郎 / 片岡愛之助 / 中村七之助 / 中村錦之助 / 上村吉弥 / 坂東三津五郎 / 中村壱太郎 / 中村吉之丞 / 坂東竹三郎


★★★☆ [70点]「カラーンコローンは序章」

牡丹燈籠の幽霊潭の部分はほんの一部であることは知っていたけれど、こんなに長いお話だったとは。

円朝の落語は数日間に渡ったそうなので、初めて聴く人たちは次の話を聴くのが楽しみだったろうな、と想像されます。



歌舞伎の場合はやはり役者の競演が見どころ。

仁左衛門&玉三郎のコンビは安定の面白さ。
クライマックスは二人の姿がそのまま浮世絵になったかのような見せ場。

故三津五郎のコミカルな役回りとキレのある円朝の二役も良かった。

でも一番印象に残るのは故吉之丞のお化け演技・・・。



内容は幽霊登場の部分は話の前振りのようなものでしたね。
話の軸は新三郎を裏切った伴蔵と妻のお峰の顛末、お国と情夫源次郎の逃亡劇でした。

お化けよりも怖いのは人間の業、ということでしょうか。


Posted by ちょし on 2016/08/29 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-08-30 10:16 | 映画 | Comments(0)
《シネマ歌舞伎》野田版 研辰の討たれ (2007)

【監督】
【出演】中村勘三郎 / 中村福助 / 中村橋之助 / 市川染五郎 / 中村獅童 / 中村勘太郎 / 中村七之助 / 中村源左衛門 / 片岡亀蔵 / 坂東彌十郎 / 中村扇雀 / 坂東三津五郎


★★★★ [80点]「役者魂」

先週BSフジで放送された『映画 中村勘三郎』を観た。

何度か舞台は観ているし、世代的にも近いので勘九郎時代からの活躍はある程度知っているつもりだったが、その革新的かつストイックな姿勢に今更ながらに打たれた。



ちょうど勘三郎主演のシネマ歌舞伎が上映中だったのでいいタイミングと思い、観賞。



これは舞台で観たかった。

勘三郎の動き、台詞、汗、すべてをその空間で体感したかった。

野田秀樹の脚本・演出は笑いも豊富。

小気味よいリズムの喜劇を観ているようで、役者さんたちも愉しんでいるのがわかる。

『映画 中村勘三郎』ではこの舞台の練習中の映像も映されていて、それがものすごい緊張感だっただけに、かえって胸に迫るものがある。

ひとつの舞台を作るまでの勘三郎の厳しさが笑いの中にオーバーラップする。



この舞台では今は亡き勘三郎、坂東三津五郎、中村源左衛門の3役者が活き活きと演じている。

彼らの演技はこうやって映像でしかもう観られないのかと思うと、残念でならない。


Posted by ちょし on 2016/08/05 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-08-05 21:33 | 映画 | Comments(2)
《シネマ歌舞伎》歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉 (2016)

【監督】
【出演】市川染五郎 / 中村勘九郎(6代目) / 中村七之助 / 坂東新悟 / 大谷廣太郎 / 中村鶴松 / 市村橘太郎 / 澤村宗之助 / 片岡亀蔵 / 市村萬次郎 / 坂東彌十郎


★★★★ [80点]「大見得がアップで!」

歌舞伎をシネマで?どんなものだろう、と行ってみたら、これがなかなか良かったです。

何といっても役者の表情がアップで見られるのはスクリーンならでは。

終了後に近くに座っていた二人連れの方々も「舞台を遠い席で見るよりいいんじゃない?」とお話されていました。



主演のお三方も活き活きと演じていて、躍動感がありました。

でも一番すごかったのは萬次郎丈ですかね。いつも美味しいところを持っていかれます。

尺が長いのでちょっと腰が痛くなりましたが、最後まで楽しめました。



シネマ歌舞伎、ちょっとハマりそうです。見逃した演目や、故勘三郎丈の演目も楽しみです。


Posted by ちょし on 2016/07/07 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-07-07 22:56 | 映画 | Comments(2)

殿、利息でござる!

殿、利息でござる! (2016)

【監督】中村義洋
【出演】阿部サダヲ / 瑛太 / 妻夫木聡 / 竹内結子 / 寺脇康文 / きたろう / 千葉雄大 / 橋本一郎 / 中本賢 / 西村雅彦 / 山本舞香 / 岩田華怜 / 堀部圭亮 / 斉藤歩 / 芦川誠 / 中村ゆうじ / 上田耕一 / 重岡大毅 / 羽生結弦 / 松田龍平 / 草笛光子 / 山崎努


★★★★☆ [90点]「良心が呼び戻される映画」

ポスターの雰囲気と、主演が阿部サダヲということで、コメディを想像していたら、泣かせるいいお話でした。

大河ドラマや捕り物帖のような時代劇では決して語られない、庶民の知恵と実直さ。

自分の中に潜む(と信じたい)良心が呼び覚まされる気がします。

こういう映画は大ヒットして語り継がれていってほしいですね。



キャストも素晴らしい。

阿部サダヲ、瑛太はもちろんのこと、わき役も手堅い。

妻夫木聡の抑えた演技も感動させられました。

草笛光子が出てくるとどうしてあんなに画がしまるのでしょう。

松田龍平のにくたらしさも最高でした。


Posted by ちょし on 2016/05/25 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-05-25 21:20 | 映画 | Comments(2)

ルーム

ルーム (2015)

【監督】レニー・アブラハムソン
【出演】ブリー・ラーソン / ジェイコブ・トレンブレイ / ジョアン・アレン / ショーン・ブリジャース / トム・マッカムス / ウィリアム・H・メイシー


★★★★☆ [90点]「絶妙な構成」

いい映画だった。



前半は観ているこちらも閉塞感と絶望感で欝々としてくるが、この映画の本当のテーマは後半にある。

そのコントラストがとてもよく効いていて、映画の構成としては完璧だと思う。

途中の脱出劇もドキドキハラハラ、サスペンスとしてもなかなかよくできている。



アカデミー主演女優賞のブリー・ラーソンの演技はもちろん良かったけれど

ジャック役のジェイコブ・トレンブレイくんが素晴らしい!

重苦しいテーマだけれど、ジャックの天真爛漫さと愛くるしさはブリーが演じるママだけでなく、観客の私たちの心も救ってくれる。



オススメ映画ではあるけれど、閉所恐怖症の人には辛いかもしれない。

私も二回観るかと聞かれたら、ちょっと答えに詰まるかも。


Posted by ちょし on 2016/04/15 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-04-20 11:08 | 映画 | Comments(0)

キャロル

キャロル (2015)

【監督】トッド・ヘインズ
【出演】ケイト・ブランシェット / ルーニー・マーラ / カイル・チャンドラー / ジェイク・レイシー / サラ・ポールソン


★★★★★ [100点]「これぞ映像美」

久しぶりにスクリーンの女優たちに歓喜しました。

キャロルを演じたケイト・ブランシェットは私にとっては『裏窓』のグレース・ケリーの気品と美貌に匹敵。

テレーズを演じたルーニー・マーラは『麗しのサブリナ』のオードリー・ヘプバーンを彷彿とさせる可憐さ。



キャロルの表情一つ一つにドキドキし、テレーズのまなざしにキュンとする。

観ている私までその吸引力に抵抗できなくなりそうになりました。



女優さんたちの美しさに華を添えるのが、画面の隅々まで凝った小物や家具。

キャロルの使っている香水は何なのでしょうか?

名前はわからないけれど、その香りに酔いしれました。



文句なく、最高の愛の映画。


Posted by ちょし on 2016/02/17 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2016-02-17 16:50 | 映画 | Comments(0)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪


by ちょし