三月大歌舞伎

c0004750_21233721.jpg
今年初めての歌舞伎座です。
歌舞伎を観る時はたいてい一人です。

昔、仕事関係で外国のお客様をお連れしたり、
チケットをどこかからいただいて行ったりしたときは
三階席のことが多かったんですけれどね、
去年からマメに行き始めるようになって、
カードサービスの先行予約とか後援会の先行予約などでチケットを買うと、
一等席になっちゃうんですよ。
そうするとチケット代がお高くて、誰も誘えない・・・。
行ける日時も限られているので、
人に都合を聞くより早く、スケジュール表の空いている日を見つけてエイッと買ってしまったり。

歌舞伎座、高い。高すぎます。
でも、一回でいいから桟敷席座ってみたい。
どうやったら手に入るのやら?


さて、今回はこのところ応援している坂東巳之助さんの演目を目当てに行きました。
昼の部では巳之助さんの父君、十世坂東三津五郎三回忌追善の演目が上演されるのです。

c0004750_21233543.jpg
一階ロビーには祭壇が設けられていました。

1、明君行状記
  池田光政  中村梅玉
  青地善左衛門 坂東亀三郎
  妻ぬい  市川高麗蔵
  山内権左衛門 市川團蔵

明君の誉れ高い藩主池田光政と家来の善左衛門の心理戦ともいえるお芝居。
台詞の応酬で魅せる演目は私はあまり見たことがありませんでしたが、なかなか見応えがありました。
梅玉丈は遠山の金さんもきっと似合うな、と思ったり。
亀三郎さんは声が通って真っ直ぐな感じがよかった。

2、義経千本桜 渡海屋 大物浦
  渡海屋銀平実は新中納言知盛 片岡仁左衛門
  女房お柳実は典侍の局 中村時蔵
  相模五郎  坂東巳之助
  銀平娘お安実は安徳帝 市川右近
  入江丹蔵  市川猿弥
  源義経  中村梅玉

同じ演目を違う役者が演じるのを観るのも歌舞伎の楽しみの一つと聞いたことがあります。
去年の6月、染五郎の知盛、猿之助の典侍の局を観ました。
染五郎も頑張っていましたが、さすがに仁左衛門丈は立ち姿一つとっても迫力がすごい。
時蔵丈は典侍の局であることを現してからの威厳が素晴らしかった。
ただ、渡海屋の女房の時は猿之助の方がだんぜんコミカルで、続く相模五郎と丹蔵の笑える演技が生きていました。
右近ちゃん、去年安徳帝を演じた時は軽々と抱かれていたのに、大きくなっちゃったのね、皆さん重そうだった(笑)。

3、神楽諷雲井曲毬 どんつく
  荷持どんつく 坂東巳之助
  親方鶴太夫  尾上松緑
  若旦那  市川海老蔵
  太鼓打  坂東亀寿
  芸者  中村時蔵
  白酒売  中村魁春
  門礼者  坂東彦三郎
  大工  尾上菊五郎

満開の藤の亀戸天神が舞台。
田舎者の荷物持ちどんつく、巳之助。
江戸っ子らしい親方、松緑。
この二人を中心とした江戸の風情たっぷりの舞いの演目。
故三津五郎丈の得意の演目を息子の巳之助さんが演じていて、
昔からのファンの方はいろいろと思うところがあるでしょうね。
巳之助さんはこの一、二年での成長が著しいと言われていて、私の周りでも「見守りたい」マダム率高し。
応援しますよ~!

[PR]
# by leonpyan | 2017-03-11 00:24 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

ラ・ラ・ランド

c0004750_23060061.jpg
ラ・ラ・ランド (2016)

【監督】デイミアン・チャゼル
【出演】ライアン・ゴズリング / エマ・ストーン / カリー・ヘルナンデス / ジェシカ・ローゼンバーグ / ソノヤ・ミズノ / ローズマリー・デウィット / J・K・シモンズ / フィン・ウィットロック / ジョン・レジェンド


★★★★☆ [90点]「胸の奥にツーンと来るものが」

冒頭のダンスシーン、
女優志望の女性たち4人が色違いのドレスで闊歩するシーン、
主人公二人がロスの夜景をバッグに踊るシーン・・
ミュージカル映画の名場面として残るであろうシーンが前半に散りばめられていて、
ああ、これは元気の出る映画なんだ、とふわふわと鑑賞していたら・・・・・やられました。

ネタバレになるのでうまく書けないのが悔しいけれど、
何というか、この歳になると、
自分の過去に「あの時こうすれば・・」とか
「あっちを選択していたら今頃は・・」なんて思いが
油断すると溢れ出てきてしまうので、通常は蓋をして鍵をかけているわけです。
それをね、ラストに思いっきり錠破りされちゃった気分。
そういうのを映像化するの、やめてください!
ホントに。
もうね、劇場出てからしばらく悶々としましたよ。
胸の奥がツーン、って。
あ、すぐに立ち直りましたけどね。

エマ・ストーン、大きな目が印象的で表情がくるくると変わって素晴らしかったです。
アメリカでプリウスってそんなに売れてるんでしょうか(私は好きじゃない)。
音楽、良かったです。
オシャレで素敵な映画でした。


Posted by ちょし on 2017/03/07 with ぴあ映画生活

[PR]
# by leonpyan | 2017-03-07 23:06 | 映画 | Comments(0)

≪シネマ歌舞伎≫阿古屋

c0004750_23505768.jpg
《シネマ歌舞伎》阿古屋 (2017)

【監督】
【出演】坂東玉三郎 / 坂東亀三郎 / 坂東功一 / 尾上菊之助


★★★★ [80点]「藝の継承」

稽古場から舞台裏までを映しながら、玉三郎のナレーションが流れる。
まるでドキュメンタリーのように始まるのがこの映画のひとつの見どころだ。
歌舞伎の裏方の動きを知ることができる映像は貴重。
ひとつの舞台にこんなに多くの人たちが関わっているということにまず感動する。
エンターテインメントとしての歌舞伎の奥深さに改めて魅了された。

もちろん玉三郎丈の琴、三味線、胡弓の演奏は最大の見せ場。
現在この阿古屋を演じることができるのは玉三郎だけ、というのもなるほどと頷ける。
高度な演奏技術、演技の表現力、気高い花魁の美しさと三拍子そろった役者はそういないだろうし、敢えてこの役を演じるには相当な努力と自信と後ろ盾も必要だろう。
次にこの役を演じる女形にいつ会えるだろうか。
この素晴らしい藝を継承していってほしいと心から思う。


Posted by ちょし on 2017/02/03 with ぴあ映画生活

[PR]
# by leonpyan | 2017-02-03 23:53 | 映画 | Comments(0)

足跡姫

c0004750_20182854.jpg

今年は一月から飛ばしています、今月の観劇3作目。
でも今日一緒に行った観劇仲間(高校の同級生たち)は既に4回とか5回とか言ってたから上には上がいる。

今日はNODA・MAPの『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』。
野田さんの舞台は「夢の遊民社」時代に友人が遊民社の女優をやっていた関係でよく観に行きました。
NODA・MAPになってからは初めてかもしれません。
笑って、笑って、最後には一点に昇華していく野田さんの舞台。
やっぱりすごかった。

キャストは豪華メンバー。
 宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹

りえちゃんはあの細い体にどれだけパワーがあるの、ってくらい大きな演技でした。
古田さんは相変わらず美味しいところを持っていきます。

今回は野田さんは「勘三郎へのオマージュ」として書いたそうです。
勘三郎という役が出てくるわけではありませんが、
出雲阿国の子孫から歌舞伎につながっていくという江戸時代を背景に
花道あり、早変わりあり、お囃子など歌舞伎の要素も取り入れて、
勘三郎さんが出演した野田版歌舞伎を彷彿とさせるような台詞回しと動き。

確かに、舞台には勘三郎さんがいたね、、、と友人の一人が終わった後につぶやきました。




本日はリサイクルショップで手に入れた結城紬。
確かに暖かい。

c0004750_20212600.jpg




[PR]
# by leonpyan | 2017-01-25 21:22 | 観劇 | Comments(0)

新春浅草歌舞伎


c0004750_08492688.jpg
今月は贅沢に歌舞伎二回目!
お正月だからいいですよね!

以前からちょっと気になっていた新春浅草歌舞伎に茶道の先生とお仲間をお誘いして行ってまいりました。
ちえ先生とJさんは筋金入りの歌舞伎通。
Kさんは歌舞伎初体験。
そして歌舞伎をかじったばかりの私。
凸凹カルテットの鑑賞はとても楽しかったです。

新春浅草歌舞伎は若手の登竜門とも言われ、伸び盛りのピカピカの役者さんたちがここぞとばかりに頑張る姿がいいらしいのです。
イケメン揃いなのもちょっとアイドル風で楽しいですね。
浅草は近いし、和服で行くには雰囲気も良くて、恒例にしたい季節行事です。

c0004750_08493361.jpg

お年玉(年始ご挨拶)

 中村壱太郎登場。
 演目の説明もしてくれる。
 ご挨拶の担当は日替わりのようです。
 役者さんが身近に感じられていいですね!


傾城反魂香 土佐将監閑居の場

 浮世又兵衛 坂東巳之助
 又兵衛女房おとく 中村壱太郎
 狩野雅楽乃助 中村隼人
 土佐修理之助 中村梅丸

 壱太郎の甲斐甲斐しいお芝居と巳之助の舞がよかったです。
 この時代、名字をいただくって大変なことだったのでしょうね。


義経千本桜 吉野山
 
 佐藤忠信 尾上松也
 早見藤太 坂東巳之助
 静御前 中村壱太郎

 桜満開の吉野山が舞台。
 華やかでお正月気分も盛り上がります。
 松也の絵に描いたような立ち姿、壱太郎のしなやかさ、巳之助の面白味たっぷりの芝居、見どころ満載でした。


歌舞伎を楽しんだ後はJさんご案内で着物関連小物屋さん巡り。
浅草は美味しいものも多いし、老舗も多いし、外国人観光客だけに任せては勿体ないですね!

ご一緒してくださったちえ先生、Jさん、Kさん、ありがとうございました!

[PR]
# by leonpyan | 2017-01-17 09:53 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪


by ちょし