≪シネマ歌舞伎≫阿古屋

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《シネマ歌舞伎》阿古屋 (2017)

【監督】
【出演】坂東玉三郎 / 坂東亀三郎 / 坂東功一 / 尾上菊之助


★★★★ [80点]「藝の継承」

稽古場から舞台裏までを映しながら、玉三郎のナレーションが流れる。
まるでドキュメンタリーのように始まるのがこの映画のひとつの見どころだ。
歌舞伎の裏方の動きを知ることができる映像は貴重。
ひとつの舞台にこんなに多くの人たちが関わっているということにまず感動する。
エンターテインメントとしての歌舞伎の奥深さに改めて魅了された。

もちろん玉三郎丈の琴、三味線、胡弓の演奏は最大の見せ場。
現在この阿古屋を演じることができるのは玉三郎だけ、というのもなるほどと頷ける。
高度な演奏技術、演技の表現力、気高い花魁の美しさと三拍子そろった役者はそういないだろうし、敢えてこの役を演じるには相当な努力と自信と後ろ盾も必要だろう。
次にこの役を演じる女形にいつ会えるだろうか。
この素晴らしい藝を継承していってほしいと心から思う。


Posted by ちょし on 2017/02/03 with ぴあ映画生活

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# by leonpyan | 2017-02-03 23:53 | 映画 | Comments(0)

足跡姫

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今年は一月から飛ばしています、今月の観劇3作目。
でも今日一緒に行った観劇仲間(高校の同級生たち)は既に4回とか5回とか言ってたから上には上がいる。

今日はNODA・MAPの『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』。
野田さんの舞台は「夢の遊民社」時代に友人が遊民社の女優をやっていた関係でよく観に行きました。
NODA・MAPになってからは初めてかもしれません。
笑って、笑って、最後には一点に昇華していく野田さんの舞台。
やっぱりすごかった。

キャストは豪華メンバー。
 宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹

りえちゃんはあの細い体にどれだけパワーがあるの、ってくらい大きな演技でした。
古田さんは相変わらず美味しいところを持っていきます。

今回は野田さんは「勘三郎へのオマージュ」として書いたそうです。
勘三郎という役が出てくるわけではありませんが、
出雲阿国の子孫から歌舞伎につながっていくという江戸時代を背景に
花道あり、早変わりあり、お囃子など歌舞伎の要素も取り入れて、
勘三郎さんが出演した野田版歌舞伎を彷彿とさせるような台詞回しと動き。

確かに、舞台には勘三郎さんがいたね、、、と友人の一人が終わった後につぶやきました。




本日はリサイクルショップで手に入れた結城紬。
確かに暖かい。

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# by leonpyan | 2017-01-25 21:22 | 観劇 | Comments(0)

新春浅草歌舞伎


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今月は贅沢に歌舞伎二回目!
お正月だからいいですよね!

以前からちょっと気になっていた新春浅草歌舞伎に茶道の先生とお仲間をお誘いして行ってまいりました。
ちえ先生とJさんは筋金入りの歌舞伎通。
Kさんは歌舞伎初体験。
そして歌舞伎をかじったばかりの私。
凸凹カルテットの鑑賞はとても楽しかったです。

新春浅草歌舞伎は若手の登竜門とも言われ、伸び盛りのピカピカの役者さんたちがここぞとばかりに頑張る姿がいいらしいのです。
イケメン揃いなのもちょっとアイドル風で楽しいですね。
浅草は近いし、和服で行くには雰囲気も良くて、恒例にしたい季節行事です。

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お年玉(年始ご挨拶)

 中村壱太郎登場。
 演目の説明もしてくれる。
 ご挨拶の担当は日替わりのようです。
 役者さんが身近に感じられていいですね!


傾城反魂香 土佐将監閑居の場

 浮世又兵衛 坂東巳之助
 又兵衛女房おとく 中村壱太郎
 狩野雅楽乃助 中村隼人
 土佐修理之助 中村梅丸

 壱太郎の甲斐甲斐しいお芝居と巳之助の舞がよかったです。
 この時代、名字をいただくって大変なことだったのでしょうね。


義経千本桜 吉野山
 
 佐藤忠信 尾上松也
 早見藤太 坂東巳之助
 静御前 中村壱太郎

 桜満開の吉野山が舞台。
 華やかでお正月気分も盛り上がります。
 松也の絵に描いたような立ち姿、壱太郎のしなやかさ、巳之助の面白味たっぷりの芝居、見どころ満載でした。


歌舞伎を楽しんだ後はJさんご案内で着物関連小物屋さん巡り。
浅草は美味しいものも多いし、老舗も多いし、外国人観光客だけに任せては勿体ないですね!

ご一緒してくださったちえ先生、Jさん、Kさん、ありがとうございました!

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# by leonpyan | 2017-01-17 09:53 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(0)

壽 新春大歌舞伎

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一昨年あたりからよく観劇に行くようになった。
お芝居を観ることはもともと好きなのだけれど、今まではチケットを取るのが面倒で。
カードの会員サービスを使えると知ってからは時々ネットでチェックしては面白そうなものを購入している。

映画はまめにブログに感想を書いているのだけれど、歌舞伎やお芝居は初心者で感想を書くのもおこがましいのでUPしなかったが、
書かないと何を観たのかも忘れてしまうので(泣)、今年からは記録していくことにした。

今年最初の観劇は新橋演舞場「壽 新春大歌舞伎」。
三代目市川右團次襲名披露と二代目市川右近初舞台である。
右近ちゃんはタケルくんの時に「義経千本桜 碇知盛」の安徳亭役で観ている。カワイイ!
今回は昼の部で大活躍のようだけれど、私は口上が見たかったので夜の部へ。

1.源平布引滝 義賢最期
   木曽先生義賢 市川海老蔵
   下部折平   市川中車
   小万     市川笑三郎
   九郎助    片岡市蔵
   待宵姫    中村米吉
   葵御前    市川右之助

海老蔵の舞台は数回観ているけれど、今回が一番よかった。
海老蔵オーラを初めて感じました(笑)。
タテが壮絶!格好いい!怪我しないか心配なくらい・・。
あ、米吉の可愛さは反則ですね。

2.三代目市川右團次襲名披露 口上
   中村梅玉、市川猿之助、市川男女蔵、市川右之助、市川海老蔵、市川門之助、市川中車、
   そして右團次と右近ちゃん(可愛すぎる)。

   口上にもいろいろあるんだと思いました。
   今回は特に温かさが感じられて良かった。

3.錣引 摂州摩耶山の場
   順礼七兵衛実は悪七兵衛景清 市川右團次
   虚無僧次郎蔵実は三保谷四郎 中村梅玉

   錣(しころ)とは兜の鉢の左右・後方につけて垂らし、首から襟の防御とするもの。
   景清と三保谷四郎国俊が一騎打ちの最中に景清が国俊の錣を引きちぎるという一幕。
   様式美ですな。

4.黒塚
   老女岩手  市川猿之助
   阿闍梨祐慶 市川右團次
   山伏大和坊 市川門之助
   山伏讃岐坊 市川中車
   強力太郎吾 市川猿弥

   カミングアウトします。私は猿之助ファンクラブ会員です(笑)。
   猿之助の老女の舞、素晴らしかった。
   箏と尺八の音色にもうっとり。
   右團次さんの阿闍梨姿も美しかったです。

4時間半という長丁場でお尻が痛くなりましたが、大満足でした。
お正月ということで歌舞伎座ほどではないかもしれませんが、やはり訪問着などが多く華やかでした。
私は一人で行ったこともあって、着慣れた大島で行きましたが、思い切りオシャレするのもいいですね。

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# by leonpyan | 2017-01-14 13:56 | 歌舞伎鑑賞 | Comments(2)
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (2016)

【監督】ギャレス・エドワーズ
【出演】フェリシティ・ジョーンズ / ディエゴ・ルナ / ドニー・イェン / ベン・メンデルソーン / マッツ・ミケルセン / アラン・テュディック / フォレスト・ウィテカー / チアン・ウェン / リズ・アーメッド


★★★★☆ [90点]「SWファンの心をくすぐるサイド・ストーリー」

予備知識は何も入れずに観に行ったのだけれど、かなり面白かった。
前半は今一つ登場人物たちに感情移入ができず話の方向もよく見えずにいたのだが、
後半に入ると一転、壮大な世界観と疾走感と躍動感に引き込まれる。

敢えて現在の世界の情勢と照らし合わせて裏の意味を探ったり、映画界事情を想像したりすることはやめ、
ただただSWの壮大な抒情詩の流れの中でのこのストーリーを味わうことにしよう。

登場人物たちは最初は何を目的に生きていくのかもわからず、ただ自分の置かれた環境の中で目の前の状況に対応するのみ。
それがジンを中心に据え、「希望」と「フォース」に向かって成長を遂げる。

この物語はそのままエピソード4につながっていくわけであるが、エピソード4でおなじみのキャラが3人登場。
ダース・ベーダーは置いておくとして、他の2人はエピソード4当時そのままの顔でちょっと感動した。
今の映像技術はすごいものだ。

ドニー・イェンと姜文のアジアンコンビは中華圏映画ファンとしては感涙モノ。
ドニーは日本映画お馴染みのあの人(息子はその映画の存在すら知らなかったが・・・)を彷彿とさせる。
姜文はエンドクレジットが出るまで彼が演じていたとは気づかなかった。
貫禄ついたのねー。


Posted by ちょし on 2017/01/03 with ぴあ映画生活

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# by leonpyan | 2017-01-03 08:45 | 映画 | Comments(0)

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by ちょし