電車男、読む

巷で話題の『電車男』を読んだ。
ネタであろうとなかろうと、とりあえず内容は面白かった。

年齢=彼女いない歴の秋葉系ヲタク男が電車の中で酔っ払いにからまれた女性を助ける。一目ぼれ。
彼女をデートに誘いたいがどうすればいいかわからない。
そこで2ちゃんの「独身男」が集まるスレッドにSOSを出し、2ちゃんねらーたちのアドバイスを受ける。
果たして電車男は彼女をデートに誘うことができるのか?恋は実るのか?というお話。

編集過程でスレッドの中の誹謗中傷や荒らし的発言は削除しているようなので、2ちゃんねるを知らない人が本だけ読むと、何だか「いい人」たちの集まりのような雰囲気なのがまた笑える。
でも、読んでいるうちに「電車男、がんがれ!」と言いたくなってしまうのも事実。
今の世の中、まわりの友だちに恋愛の相談をするよりもネット上で知らない人たちに本音を言ったほうが気楽なのだろうか。
これもまた一つの世界の広がりなのだろうか、とちょっと複雑な思いで本を閉じた。
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# by leonpyan | 2004-11-25 21:00 | 書籍 | Comments(0)

自宅で麻婆豆腐

中国料理の中で何が好きか、と聞かれれば多分餃子と麻婆豆腐と答えるだろう。
どちらも「○○大飯店」とか「○○酒楼」なんて名前のついた高級中国料理店では注文しないかもしれないが、家庭で食する中ではダントツ登場頻度が高い。

今回は麻婆豆腐のお話。

日本でも馴染みが深いこの料理ではあるが、長い間本場中国で食べる麻婆豆腐とはちょっと違う味で広まっていた、と思う。
(なんでも鉄人陳健一さんのお母さんが日本人向けに山椒を抜いてアレンジして人気が出たという話だ。)
街の中華料理屋さんのランチに出てくる麻婆豆腐定食も、丸美屋のマボちゃんも私にとってはえ?これでいいの?と少しだけ物足りない。

と言うのも、17年ほど前に麻婆豆腐の本場、四川省成都に行ったことがある。
その時は残念ながらスケジュールの都合で麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐店」には行かれなかったが、ホテルの前にある麻婆豆腐専門店に入った。
場所柄外国人も多い店だった。一人でふらりと入るにはなかなかいい店だ。
注文をとりに来た女性は「麻婆豆腐1人分とご飯、スープも付けてね。」と頼んだ私に「要不要辣椒?」(唐辛子は入れるか?)と聞いた。
私は「もちろん!唐辛子が入っていない麻婆豆腐なんて麻婆豆腐じゃないっしょ!」と答えた。
その15分後、私は少しだけ後悔することになる。
せめて「ちょっと少なくして」と言えばよかった。
出てきた麻婆豆腐は真赤だった。油に唐辛子の赤がしみ込んでいる。
また、本場の麻婆豆腐の辛さは唐辛子の辛さだけではない。
「花椒」と言われる中国産の山椒が決めてなのだ。
しびれるようなその辛さは慣れると結構癖になるのだが、さすがにその時はびっくりした。
自信満々で注文した手前、残すことは出来ないので私は大皿一杯の麻婆豆腐を必死に食べた。ご飯のおかわりを何度もしながら。
食べ終わった時には全身汗だくだった。

以来、日本で食べる麻婆豆腐は物足りなくなってしまった。

家で麻婆豆腐を作ろうと思っても料理本のレシピはいまひとつ。
自称料理人の家人(私よりずっと料理が上手い)が、試行錯誤の末、激辛で美味しいレシピを作った。
豆板醤、甜麺醤、スープ、隠し味にオイスターソース、ごま油、材料には豚ひき肉、木綿豆腐、ネギ、ニンニクの茎を使い、片栗粉でとろみをつけ、最後に山椒をたんと入れる。なかなか美味しい。
しかし、これとて本場とはやはり違う味だった。

そうこうしているうちにお台場に「陳麻婆豆腐店」の出店ができた。
早速行ってみる。辛い!まさにあの辛さだ。
開店したばかりだったのでお客は少なかった。果たして日本で受け入れられるだろうか?ちょっと心配だった。
しかし、日本人の食文化もずい分変わってきたのだろう。
行列のできる店になるのに時間はかからなかった。

これで土台はできた。
日本人も本場の味の麻婆豆腐を受け入れるようになったのだ。

ここからが本題。ここまで長くてすみません。

「新宿中村屋 麻婆豆腐専用ソース」の登場だ。何年か前に発売になったばかり。
スーパーにこれが並んだ時は半信半疑だった。
名前の横に「大辛」と添えてある。
豆腐とネギだけ用意すれば、あとは簡単だ。試してみた。
ソースとは別に小袋で花椒が付いている。これはお好みで辛くしたければたくさん入れるようになっている。
う、うまい!今までのレトルトとは一線を画している!
テレビのCMでは三宅裕司がマボちゃんを想像してうっとりしているが、私にはマーボーと言えば、中村屋だ!

というわけで最近自宅で麻婆豆腐を作る時にはソースは中村屋のレトルトを愛用している。
肉入りだがちょっと足りない気がするので、牛ひき肉を加え、スープと豆板醤も少し足してアレンジしている。
これさえあればご飯は何杯でもいける。

余談になるが、最近、有紀食品から、本場「陳麻婆豆腐店」直伝のレトルトソースも売り出された。
こちらはちょっと直接的な辛さで、旨味が足りない。スープを加えて工夫すると悪くない。でも花椒が付いていないのが難点。

あ~~明日も麻婆豆腐にするかな~~。
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# by leonpyan | 2004-11-21 21:00 | グルメ | Comments(0)
巷では韓流ドラマが盛り上っている。
私だって『冬のソナタ』は楽しんだし、『秋の童話』では号泣した。
でも次から次へと似たような設定のメロドラマが出てくると、ちょっと辟易する。
おまけに日本で人気のある俳優のドラマを選んでくるから登場人物もかなりダブっている。
『美しき日々』も『天国の階段』も1回観て脱落してしまった。
ヨン様のドラマも『ホテリアー』までは観たが、『愛の群像』や『パパ』はパスだ。

そんな中、NHKのBS2でそれまでの韓国ドラマとはちょっと雰囲気の違う連続ドラマが始まった。
『宮廷女官 チャングムの誓い』(『大長今』)である。
16世紀初頭の朝鮮王朝を背景にした時代劇。韓国では視聴率が50%を超えたと言う超人気番組だ。
10月7日木曜日の10時から始まったのだが、ちょうどフジの『大奥 第一章』と同じ時間だったので、一回目は『チャングム』のほうをビデオ録画し、『大奥』を観た。
主演の松下由樹があまり好きでないせいもあって、いまひとつ乗らなかった。
ビデオを巻き戻し、『チャングム』を観た。
こちらの主演は美人女優の誉れ高いイ・ヨンエであるが、第5話までは子供時代を子役が演じる。
第1話にあっては、その子役さえラストにチラリと出るだけで、ほとんどがチャングムの父母の話だ。
しかし、これが面白かった。つかみはオッケー!だったのだ。
この第1話に大事な伏線がちりばめられているのがミエミエなのだが、それがまた結構上手いのだ。

次の週からは『大奥』はやめて『チャングム』に集中することにした。
第2話ではチャングムの父母が命を落とす。ラスト近くは涙無くしては観られない。子役チャングム渾身の演技である。
以後、第5話は子供時代のチャングムが宮中にあがり試験も合格して何とか女官見習いになるところまで続くのだが、これがまるで『おしん』というか、『一休さん』というか、子供が苦労して危機を切り抜け、その賢さでまわりを感心させたりして見どころ満載なのである。
この子役、顔はちょっとヘチャなのだが、何とも言えず表情が豊かで可愛らしい。
吹き替えも良かったと思う。

今週はいよいよイ・ヨンエの登場。さすがに美しい!
でも子役が上手すぎたせいか、ちょっと物足りなさも残る。
これから怒涛の展開らしいので、大人チャングムも観慣れれば楽しめそうだ。

時代劇コスチュームの珍しさに加え、毎回出てくる宮廷料理の数々、アクションあり、ラブストーリーあり、と面白さてんこ盛りで家族揃って楽しめる。
このドラマ、なんと54話まであるのだと言う。
まるまる1年かかるということだから、まさに大河ドラマだろう。
とにかく今一番オススメのドラマである。
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# by leonpyan | 2004-11-13 21:00 | チャングムの誓い(大長今) | Comments(0)

東京国際映画祭

東京国際映画祭に行ってまいりました。
去年はちょうどこの時期バタバタと忙しく参加できなかったため、2年ぶりの映画祭です。

今年からメイン会場が渋谷のほかに六本木ヒルズのヴァージンシネマが加わりました。
距離的には行きやすくなったのですが、六本木ヒルズ内は物価が高いといいますか、小ジャレた店しか無いため、映画の合間に何か食べようと思うと結構出費が多いのが玉に瑕でした。
また、今年はHPがいつまでたってもUPされず、特に「アジアの風」部門は題名と監督名が出ているだけで映画内容もゲストも全くわからないという状態がチケット販売直前まで続きました。

そんな状況だったので私自身もなかなかテンションが上がらず、とりあえず自分でチケットぴあまで足を運んで買ったのは『カンフーハッスル』のみ。
何となく面白そうだと感じて友人にチケ取りを頼んだ韓国映画『オオカミの誘惑』は開始後あっという間に売り切れてしまいゲットできませんでした。
よくよく調べてみると売り出し中の主演イケメン俳優が来日するということで思ったよりも人気が高かったとのこと。
イ・ビョンホン&チェ・ジウ主演の『誰にでも秘密がある』が即完売はわかるとしても、韓国イケメン俳優人気は新人も含めかなり裾野が広がっているのを実感。
韓流恐るべし!
平日の昼間でチケットに余裕がありそうなものをネットでゆっくり選んだ結果、
意外と冒険のない選択になってしまいました。
日程の関係で『ゴールデンスワロー』と『片腕剣士』を観られなかったのも悔やまれます。

☆ジャスミンの花開く (アジアの風)
 監督:ホウ・ヨン
 主演:チャン・ツィーイー ジョアン・チェン ジアン・ウェン ルー・イー     リゥ・イェ
 チャン・ツィイーが日中戦争時代、文革時代、80年代の三世代にわたる女性を一人三役で演じた大河ドラマ。
ホウ・ヨン監督は『初恋のきた道』や『青い凧』で撮影を担当したキャリアを持つが監督としては今回が初めて。
さすがに映像は美しい。ストーリーのほうは・・う~ん、やはり三世代を2時間で描ききるのは無理があったか。
ホウ・ヨン監督はきれいな北京語で知的なナイス・ミドルでした。ティーチ・インを聞けただけでも儲けものかな。

☆時の流れの中で  (コンペティション参加作品)
 監督:チェン・ウェンタン
 主演:レオン・ダイ・リーレン グイ・ルンメイ
 台湾故宮博物院を舞台に蘇軾の書が3人の若者を結びつける。
それぞれが人生とは何かを考え、時間の流れを超えた思いをかみしめる。
個人的にはとても好きなテーマだし映画の雰囲気も素晴らしい。
ただ、映画の中の登場人物たちの背景がはっきりしない部分があり感情移入しにくくなってしまっている。
とても惜しい作品だと思う。
ティーチ・インは監督とグイ・ルンメイが来日。
グイ・ルンメイは2年前の映画祭『藍色大門』の時に比べずい分女性らしくなった。
表現力もあり、これからが楽しみな女優さんである。

☆大統領の理髪師  (コンペティション参加作品)
 監督:イム・チャンサン
 主演:ソン・ガンホ ムン・ソリ
1960年代、圧制の時代、官邸の近くにすむ平凡な理髪師が
ひょんなことから朴正煕大統領付きの理髪師に指名される。
激動の歴史に翻弄された親子3人の情愛を時にコミカルに時に感動的に描く。
とにかくソン・ガンホがいい。大統領役の俳優さんも凛とした雰囲気がいい。
イム・チャンサン監督は最優秀監督賞を受賞。作品自体も観客賞を受賞している。

☆カンフーハッスル  (特別招待作品)
 監督:チャウ・シンチー
 主演:チャウ・シンチー ブルース・リャン ユン・ワー ユン・チウ
待ちに待ったシンチー最新作。
香港は12月公開とのことで、制作時も完全なベールに包まれていたのでほとんど事前情報なしで鑑賞。
感想はキャッチコピーのとおり「ありえねぇ~!」
でも「サイコー!」「とにかく見ろ!」
生シンチーは真面目でいい人だった・・。
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# by leonpyan | 2004-11-01 20:00 | 映画

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