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虐殺器官

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虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)」を読了。
友人がツィッターで薦めていたので、タイトルのおどろおどろしさに少々引きながらもamazonでポチりました。
最初の30ページくらいまでは主人公の勿体付けたような乾いた語り口に
若干乗り切れないまま読み進んでいたのですが、
主人公たちがミッションを遂行するあたりからは一気に読みました。

なるほどすごい本でした。
友人がつぶやいていた通り、これが英語で書かれていたら、世界でベストセラーになっていたでしょう。
近未来SFという形をとりながら、実にグローバルな視点で現代社会の闇を見事に描いています。

作者の伊藤計劃氏は2007年に本作でデビューしてからわずか2年足らずで夭折。
享年34、早すぎる死が惜しまれます。

読みながら、『地獄の黙示録』や『ブラックホーク・ダウン』や『シティ・オブ・ゴッド』などのワンシーンがふと思い出されました。
この本が映画になったとしたら、どの程度まで表現できるんだろうか。
ものすごく映像的な文章ではあるけれど、忠実に映像化したらR18は確実でしょうね。

作品中、主人公と同僚が『プライベートライアン』の冒頭15分の無料視聴をするシーンがあるんですが、
残虐シーンの二重構造みたいで、何となく滑稽です。
何せこのお話自体、『プライベートライアン』に勝るとも劣らない戦闘シーンが満載ですから。
でも不思議なことに、主人公の乾いたような繊細で未成熟な語り口のおかげか、
その残虐さの前に立ち止まる余地は与えられません。

最近『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)』とか『真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)』とか『図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)』などのベストセラーのライトノベルばかり読んでいたもので、
今回は久々にかなり刺激が強くて、読み終わった後も引きずってます。

同じ作者の『ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)』も読んでみようかな。
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by leonpyan | 2012-06-12 00:59 | 書籍 | Comments(2)

外事警察

外事警察 その男に騙されるな (2012)

【監督】堀切園健太郎
【出演】渡部篤郎 / キム・ガンウ / 真木よう子 / 尾野真千子 / 田中泯 / イム・ヒョンジュン / 北見敏之 / 滝藤賢一 / 渋川清彦 / 山本浩司 / 豊嶋花 / イ・ギョンヨン / キム・ウンス / パク・ウォンサン / 遠藤憲一 / 余貴美子 / 石橋凌

★★★★ [80点]「ドラマ版は観てないけど・・」

渡部篤郎はいまいち苦手なんですが、

尾野真千子と真木よう子見たさに行ってきました。

尾野真千子は思ったより出番が少なかったけれど、

真木よう子はさすがにこういう役はハマりますね。



途中少しわかりにくい場面(単に私の頭が悪いのか?)もありましたが、

最後まで目が離せない展開で楽しめました。



ただ、ドラマ版を観ていないので、個々のキャラクターの関係性などがわからず、

セリフの裏側の意味なんかも取れず、

脚本の良さを最大限に堪能できたかというと疑問です。

やはりドラマを観ていた方がより楽しめるんじゃないかなーと思います。

まあ、渡部篤郎がどうしても好みじゃないので、ドラマを借りてくるほどには情熱が沸かないんですけどね。



Posted by ちょし on 2012/06/09 with ぴあ映画生活

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by leonpyan | 2012-06-09 23:21 | 映画 | Comments(0)

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by ちょし