シークレット・サンシャイン

シークレット・サンシャイン (2007)

【監督】イ・チャンドン
【出演】チョン・ドヨン / ソン・ガンホ / チョ・ヨンジン / キム・ヨンジェ

★★★★ [80点]「心に刺さったトゲのような・・」

うーん、やられたね。

観る前からちょっと心配だったんだ。

これまでの作品を観ても決して予定調和で終らせたり、後味を良くするようにハッピーな結末を用意したりしない監督であることはわかっていたから。

それにしても、こんなに後を引くとは。今でも胸がチクチクとしている。



実は、観ている間は途中までヒロインには感情移入できないでいた。

子供が関わるお話はどうしてもわが身と重ね合わせてしまって冷静には観られないことが多いのだが、この映画に関してはかなり冷ややかだった。

隣りのご婦人が早くからほとんど号泣状態だったのが、かえって気持ちのシンクロを邪魔して一人置いて行かれてしまったというか。

ある意味、すごく韓国らしい映画じゃないか、とも思ったしね。

復讐とか、恨みとか、キリスト教とかが出てくると、お約束かな、という気もするし。



でもある時点からお話は急展開する。

これには参った。

人間が生きていく上で、何を拠り所とすべきか?

どん底の悲しみを経験した時、人はどうやって再生するのか?

静かに、深く、考えさせられる映画だ。



しばらくチョン・ドヨン(名演!)の嗚咽が頭から消えそうにない。

まるで刺さって取れないトゲのようだ。

そのトゲの痛みを癒すのは、やっぱりソン・ガンホ兄貴の存在なのだなあ。

相変わらず上手いよ、兄貴は。



今回初めて「シネマート六本木」に行ったんですが、
まさしくディスコのあった場所に作られたんですね。
スクエアビルも工事中、何だか隔世の感があるなあ。
あのあたりはその昔、そう、バブルよりも前の時代、お世話になりましたからねー。
それにしても寂れちゃったなー。

Posted by ちょし on 2008/07/04 with 映画生活

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by leonpyan | 2008-07-04 22:12 | 映画 | Comments(0)

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