風を聴く~台湾・九イ分物語~

風を聴く ~台湾・九イ分物語~ (2007)



★★★★ [80点]「九イ分を通して知る、台湾の過去・現在・未来」

台北から北へ車で1時間ほど、海に面した美しい街、九イ分。今では茶店や屋台が立ち並ぶ観光地として有名だけれど、その歴史は栄枯盛衰があった。

1927年、九イ分で生まれ、この街で生きてきた江さんが語り部となるドキュメンタリー。

九イ分の歴史だけではなく、台湾の近現代史を知る上でも参考になる。ある意味、九イ分の歴史は人の一生を象徴しているようでもある。

日本統治時代は金鉱の街として栄えるが、太平洋戦争時代を経て、日本の敗戦、国民党軍隊の上陸、二二八事件、と政変に翻弄される。1971年には金鉱が閉山。

最盛期には3~4万人の人口があったのが、閉山後は人口流出が進み、今では4000人ほど。

しかし、スクリーンには九イ分を愛する人たちの人情が溢れている。美しい風景、どこか懐かしさを感じさせる佇まい。そこは故郷の原風景とも言えるような暖かさがある。ラストに流れる一青窈の『大家』が胸に響く。


Posted by ちょし on 2008/04/03 with 映画生活

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Commented by とんきち at 2008-04-04 16:53 x
九份というと「千と千尋』『非情都市』とかの映画の舞台、という知識しかないのですが、雰囲気のある素敵な町ですね〜。一回行ってみたいなあ。ちょしさんは行かれましたか?
Commented by leonpyan at 2008-04-04 23:47
>とんきちさん
そうそう、『千と千尋』のモデルになったと話題でしたっけね。私は行ったことがないんですが、台湾映画のロケ地としてはよく使われているし、お茶屋さんが多いのでガイドブックなどでよく写真は見るんですよね。時間を作って一泊くらいで行ってみたいと思ってるんですけど、なかなか時間が取れなくて。
by leonpyan | 2008-04-03 17:15 | 映画 | Comments(2)

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