リトル・ミス・サンシャイン

ロードムービーというジャンルがあります。
旅の途中で起きる様々なエピソードを中心にした映画のこと。
非日常を通して人生の本質を知る、みたいな。

日本でもこの分野は馴染みが深いですね。
映画のない昔から、『奥の細道』『東海道中膝栗毛』などの素地があり
長寿ドラマの『水戸黄門』もロードムービー的な要素を持っています。
映画では『幸福の黄色いハンカチ』『菊次郎の夏』あたりがポピュラーなロードムービーと言えるでしょう。

でも、ロードムービーと言えばやはりアメリカ。
やはりあの広い国土ですからね、車社会を反映して車で旅するものが多いのですが、
私の大好きな映画、デビッド・リンチの『ストレイト・ストーリー』はトラクターでしたっけ。

派手ではないけれど、佳作の多いロードムービー。
またひとつの珠玉の作品が生まれました。
『リトル・ミス・サンシャイン』。

このお話は旅の途中での人との出会いをテーマにする他のロードムービーとはちょっと違います。
旅を通して崩壊寸前の家族が再生していく、というお話。
こう書くとシリアスですが、心地よい笑いを取り混ぜたハートウォーミングな作品です。

脚本もいいんだけれど、役者が皆ぴったりハマって小さな奇跡が起こったような感じ。
ヘロイン中毒のおじいちゃん、「勝ち組になれ」が口癖のお父さん、
家族をもてあましながらも奮闘するが空回りのお母さん、
パイロットになるまではしゃべらないという「無言の誓い」を実践するお兄ちゃん、
恋に破れ仕事も失い自殺未遂したゲイの伯父さん、
そしてミスコンで優勝するのが夢というメガネ少女オリーヴ。

こんなバラバラな家族がおんぼろミニバスでアリゾナからカリフォルニアへ。
それぞれが問題を抱えてすごく暗くなりそうなのにそれを救っているのは
オリーヴの純真さと明るさかもしれません。
落ち込んだときに観ると元気が出そうな気がします。
こういう映画と出会えるから、映画ファンはやめられません。

で、もうそろそろやめようよ、「勝ち組」「負け組」っつー振り分けは。

※ちなみにオリーヴのあの幼児体型は下にファットスーツを着込んでいるそうです。
 演じたアビゲイル・ブレスリンちゃんは実際ミスコンで優勝できるくらいスレンダーなのかも?

リトル・ミス・サンシャイン@映画生活
[PR]
Commented by かっこ at 2007-01-17 12:03 x
皆にすすめられているので、是非観に行こうときめてて、まだなの。観たらまたおじゃまするね、ここに。
Commented by とんきち at 2007-01-17 19:37 x
本当に「小さな奇跡」でしたよね〜、この映画。
飛行機で2回目観て、ますます好きになりました。
アンサンブルもよかったし、キャラもそれぞれ立ってたし、
ラストはもうお見事〜っ!と心で叫びました。
オリーブちゃんの子役、写真見ましたが実はかなりかわいいですよん。
Commented by leonpyan at 2007-01-17 22:13
>かっこさん
超オススメ!上映館がちょっと少ないけどね。観たら語りましょう。
Commented by leonpyan at 2007-01-17 22:15
>とんきちさん
いいですよね~。私は特におじいちゃんが好き。あ、伯父さんも。あ、お兄ちゃんも。愛すべき変人たちです。で、とにかくオリーヴがいい子だよね。私ももう一度観たいなあ。
Commented by かっこ at 2007-01-18 18:07 x
今日行ってきた!
超好き好き!
元気もらったわ!
推薦してくれて、かなり感謝!メルシ〜!!!
こういうの、待ってたのよ私。
オリーヴちゃんラブリ〜です。
Commented by leonpyan at 2007-01-18 20:09
>かっこさん
おっ、早速の鑑賞ですな♪(^^)
これは私も今年のベスト入り間違いなしかも。
ほんと、待ってました!って感じの映画よね。
人生捨てたもんじゃない、と思えます。
by leonpyan | 2007-01-17 08:17 | 映画 | Comments(6)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪


by ちょし