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閑遊閑吟 

チャングム(勝手に)名言集 第27話「偽りの自白 」

牢から出されて助かるのか!?と期待させるオープニング。
関係者が召集され、その前でハン尚宮とチャングムが
温泉旅行のときと同じ食材で再調理をすることになります。

これで無実が証明できる!と思うんだけど、
今回はチェ一族のずる賢さが勝ってしまいました。

作った料理を誰かが試食し、
アヒルが安全なのかどうかを調べるわけですが、
チェ一族とオ・ギョモはその試食に関係者以外の第三者が選ばれるという流れを作り
そこへユン・マッケとホンイを二段構えで送り込みます。
二人ともあらかじめ高熱を出すクスリを混ぜたアワビ料理を食べさせられているんですよね。

翌日、料理を食べたホンイが熱を出します。
当然料理に問題あり、という証拠になります。
オ・ギョモはここぞとばかりに
アヒルに問題なしと見立てた医者を責め立て、
チョ・ガンジョの治療をしていたことを持ち出し脅します。

医者は自分は頼まれて診療しただけで、
その紹介の間に立ったのがミン・ジョンホであると言います。
同席していたネグミの長官はチョンホの名前が出てしまったことで
形勢不利と見てアヒル事件からは手を引くことに決定。
チョンホをも監禁して身の安全を図ることにしました。

このままではどうしても政敵チョ・ガンジョを葬りたいオ・ギョモに
理由をつけられて謀反の罪をかぶせられてしまう。
チョ・ガンジョ、チョンホ、ハン尚宮を関係付けて一網打尽にしてしまおうと言うのがオ・ギョモの作戦です。

しかし、ここでチェ・パンスルがクミョンの願いを聞き入れ、
チョンホを擁護することで一転、
結局チョンホの身代わりに副官に白羽の矢が立ってしまいました。

アヒル屋、副官、ハン尚宮、チャングムへの取調べは過酷で、
とうとうアヒル屋が落ちてしまいます。
拷問から解放されたいがため、ハン尚宮から頼まれて
アヒルに硫黄を食べさせた、そしてその指示をしてきたのは
隣にいる副官だった、と偽りの自白。

これで副官とハン尚宮の罪はほぼ確定。
チャングムまで罪に問われると危機を感じたハン尚宮は
すべてを自分が背負うことに決め、
自分が謀反に関わったことを認めてしまいます。
ただし、チャングムは何も知らずに言われたとおりにアヒルを買ってきただけだ、と。

牢に戻ったハン尚宮の元に現れたチェ尚宮。

「あなたね。あなたよ。」
「違うわ。」
「あなたよ。あなたはミョンイも私もチャングムまで。死に追いやったのは誰。あなたよ。」
「違うわ。わたくしに歯向かったのが罪なの。権力に従わなかったのも罪。
お願い。このまま静かに逝って。もう二度とわたくしにこんなまねをさせないように。
あなたにとってミョンイが痛みなら私にとっては恐れなの。」
「チャングムだけは助けて。チャングムは何も知らないの。私は静かに死ぬから。」


ハン尚宮の頼みに心揺らぐも私情を入れることはもはや許されないチェ尚宮、
陰謀は既に動き出してしまいました。
そもそも最初の火種を完全に消しきれなかったことが今回の原因だったのです。

チャングムが牢に戻ってきます。
副官は拷問の途中で命を落としてしまいました。

ハン尚宮と運命を共にしたいと言うチャングムに
「(私が)死ぬ道を選んだのは何もおまえのためだけではない。
(ミョンイとお前と私)三人が生きるためには誰かひとりが生きなければ。
チェ尚宮が私たちを殺そうとするのは怖いから。私たちが火種だから。」

と生き続ける事を諭すハン尚宮。
「いいえ、いやです。もうそんな重荷を背負うのはいやです。
今度こそ私も最高尚宮さまとお供します。」

「しっかりしなさい。弱音をはくなんてチャングムらしくないわ。
だめよ、チャングム。ミョンイに顔向けできない。
お前は私の子。可愛い子を死の道に連れて行く母などいないわ。
生きて。生き延びて。」

(あ~~もう号泣だわ・・・・)

一方、ネグミの長官宅に監禁中のチョンホ、頭突きで暴れています。
打ち首だけは免れるようにしてほしい、と長官に必至のお願い。
さすがの長官もオ・ギョモの元を訪れ、
チェ・パンスルとの癒着の証拠をちらつかせて取引します。

判決が言い渡されます。
チョ・ガンジョは死罪。
副官は既に亡くなっているが打ち首。家族は奴婢に。
ハン尚宮、チャングムは奴婢としてチェジュド(済州島)に追放。
(アヒル屋さんはどうなったの?)

ハン尚宮とチャングムが追放される当日。
親友を送るため外出したいと願い出るヨンセン。
(このへんから自分の意志をはっきり前に出していくんだよね、ヨンセン。)
ほんの少し情にほだされたチェ尚宮が見送りを許可してほしいと女官長に口ぞえします。

二人を見送るミン尚宮、ヨンセン、チャンイ、トック夫妻、
そして影から見送るチェ尚宮、クミョン。

チェジュドへは都から港まで歩き、そこから船で行くようです。
港への道のりの途中で倒れるハン尚宮。
チャングムが背負って歩き続けます。
(この時のハン尚宮とチャングムの会話が辛い!)

「チャングム。私もお前に辛いことを頼まなくては。
私が逝ってもお前は前に進みなさい。」

だんだんと意識が朦朧としてくるハン尚宮。
「チャングム、宮中に戻っておくれ。チャングム、、」
「そんな風に呼ばないでください。母が死んだ時を思い出します。」
「私は先に宮中に戻るわ。侘びの言葉はお前がもどってきたら言うわ。チャングム。」


チャングム全54回。第27話。
ジェットコースターが一番下まで落ちた回でありました・・・・
(次回からは少しずつでいいから登ってくれ!)

BS2放送の時に書いたレビューはこちら 

・NHK総合テレビ公式サイト

◆お知らせ◆ 明日8日(月)のNHK「スタジオパークからこんにちは」午後1:05~2:00にイ・ヨンエさんが生出演!録画を忘れずに!
Commented by ruko at 2006-05-07 13:12 x
ちょしさん、こんにちは。

ハン尚宮さまをおぶったチャングムとハン尚宮さまの会話も悲しかったですが、やはり牢での二人の最後の語らいのほうにむしろ心痛む回でした。

ハン尚宮さまは自分が助からないともう決めていて、チャングムに自分の気持ちをリレーするわけですよね。

お母さんふたり分の想いを実現させなければならなくなったチャングムの「もうがんばりません。休みます」っていう台詞が、これからの苦難を考えると、とっても胸に迫る。

チェ尚宮の「私に悪いことをさせないためには私に歯向かわないでくれ」っていう趣旨の台詞になんだかつい苦笑してしまいました。その論理、スゴすぎて。
Commented by leonpyan at 2006-05-07 16:03
>rukoさん
チャングムの背負ってしまった重荷を思うと、これからのチャングムが尚更不憫になりますね。多少生意気でも猪突猛進でも仕方ないか・・・(^^;)。
チェ尚宮のキャラは強烈です。自分の中の論理がはっきりし過ぎていて。それでいて抜けているところもあったりして、悪役なのに人気があるのもうなずけます。
Commented by stanaka at 2006-05-07 16:36 x
今回はとても感情に訴えるシーンが多くて、言葉にできないシーンが多数出てしまいました。今回、見直してチェ一族のやり口のひどさを再認識してチャングムの悔しさを追体験しました。
Commented by leonpyan at 2006-05-07 21:53
>stanakaさん
何度見ても泣いてしまいます。ハン尚宮のミョンイを亡くした後悔とチャングムへの愛が切な過ぎる・・・。チェ一族もひどいんですが、黒幕のオ・ギョモ、腰ぎんちゃくのパク・プギョム、保身ばかりの医務官たち、ムカムカしながら見ていました。チャングム、ガンバレー。
Commented by ぶらん丼 at 2006-05-13 01:57 x
わたくしに歯向かったのが罪なの。わたくしに歯向かったのが罪なの。わたくしに歯向かったのが罪なの。わたくしに歯向かっ…。

ああ、何度聞いても名台詞だなぁ。
Commented by leonpyan at 2006-05-13 13:55
>ぶらん丼にとって、チャングム54話中一番のセリフ、でしょうか?
この牢のシーンは名場面だよね!
Commented by あれん at 2006-05-14 01:20 x
ちょしさん、はじめまして!
チャングムは名言、多いですよねぇ。私も人生の励み・糧にしております。
Commented by leonpyan at 2006-05-14 10:47
>あれんさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
チャングム、脚本がいいですよね。日本語吹き替えも意訳は多いようですが、声優さんたちが上手な人が多いのでわりと安心して観ています。
by leonpyan | 2006-05-07 11:02 | チャングムの誓い(大長今) | Comments(8)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪

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