2006年 03月 22日
ソウル旅行 観光編その2
地下鉄2号線から3号線に乗り換え、「安国」駅で降りてすぐ。
見学はガイドツアーの時間が決められているので、事前に調べておくのがいいでしょう。
私たちは日本語ガイドの16:30開始(3月~10月のみ)のツアーに入りました。
昌徳宮は1405年に正宮である景福宮の離宮として建てられ、
1592年、壬申の乱(文禄・慶長の役、秀吉の朝鮮出兵として習いましたね)でほとんど焼失しましたが
再建され、約270年間正宮の役割を果たしました。
敦化門(トンファムン)。1609年に再建され、現在残っている宮殿の正門としては最も古いもの。
仁政殿(インジョンジョン)。正殿として臣下との祝賀儀式、外国使節との接見、国王即位式などが行われました。
文官と武官は位(正一品~正九品、従一品~従九品)に拠り、立ち位置が決まっていました。位が高いほど王に近づけるというわけです。
宮殿は定期的に塗り替えられます。色彩が美しい!華やかな色と絵柄は魔よけの意味もあるそうです。もちろん王宮だけに許された柄です。
楽善斎(ナクソンジェ)。1847年、憲宗の側室、金氏の住まいとして建てられたもの。
朝鮮王朝最後の皇太子、李垠(イ・ギン)殿下の妃、李方子(イバンジャ)が晩年を過ごした所でもあります。
宮殿の裏手には自然の起伏を生かした庭園が広がり、後苑(フウォン)と呼ばれています。
季節がまだ冬なので枝ぶりがちょっと寂しいですが・・。
この池では『チャングムの誓い』の撮影も行われました。
ソウル市内には、各地に宮殿跡が残っていますが、この昌徳宮が最も保存状態がいいとされています。
結構広いので、いい運動にもなります(笑)。
庭園も美しく、春や秋にはまた違った趣があることでしょう。