2005年 01月 15日
ベルヴィル・ランデブー
素晴らしい映画でした。
アニメ映画は子供と一緒に観る程度なので、日本のアニメでも「ジブリもの」か「ドラえもん」か「しんちゃん」専門、ヨーロッパのアニメはこれまで観に行ったことがありません。
この『ベルヴィル・ランデブー』も予告編を観た時には絵も少しグロテスクだし、多分スルーだな、くらいに思っていたのですが、映画友だちの間でものすごく評判が良かったので、いざ、新宿のテアトルタイムズスクエアへ。
お話は戦後間もないフランスの地方都市。内気で一人ぼっちの孫、シャンピオンは唯一自転車に興味を示し、おばあちゃんは彼をツール・ド・フランスに参加するまでに育て上げます。しかし、レース途中にシャンピオンが謎のマフィアに誘拐されてしまい、おばあちゃんは海を越えて孫を助けに行く・・・・
という、『ハウル』のおばあちゃんもびっくりの老婆活躍物語です。
いえ、マジで「おばあちゃんが元気!」のコピーはこっちの映画のほうに軍配が上がると思います。
骨格となるストーリーは古典的ですが、お話の中に盛り込まれているユーモアや皮肉がなんともフランス的で粋です。
もう、この面白さは観てのお楽しみ。
何と言ってもこの映画の魅力は映像と音楽のセンスの良さでしょう。
極端にデフォルメされたキャラクター、ほとんど表情もセリフもないのですが、彼らの心情は生き生きと伝わってきます。
あまりにも音楽が良かったので、サントラを買って帰ろうとしたら、売り切れていました。残念!ネットで買おうっと。
映画についてはコチラ↓のサイトがとても詳しかったのでリンクさせていただきます。
「パリノルール blog」 「ベルヴィル・ランデブー」公開決定
・ベルヴィル・ランデブー@映画生活