2005年 08月 04日
チャングム@文庫本
旦那がテレビドラマの小説本だと思い込んで買ってきたのが
『チャングム(1)宮廷篇』『チャングム(2)追放篇』『チャングム(3)医女篇』
先に読み終わった旦那によれば、ドラマとは全く違うお話だけれど、時代背景や宮中の様子は勉強になるぞ、というので読んでみました。
題材はドラマと同じ、李氏朝鮮中宗時代の実在の人物、大長今を主役としていますが、内容は似ているようでいて全く違います。
ドラマの大ヒットに便乗して出た韓国版ハーレクインロマンスかな?という感じ。
ドラマと違って、性的描写も結構あります。
とは言え、恋愛の部分はあまり強調されていません。
あくまでも大長今が困難に立ち向かいながらも持ち前の美貌と知性と絶え間ない努力で最終的には国王の侍医にまで登りつめていくのがテーマです。
とても展開が速く、読みやすいので1日で3冊読めてしまうかも。
そこそこ面白いし、ドラマではわかりにくい宮中女官の位置づけなども書いてあって、ドラマを楽しむための副読本としてもいいかもしれません。
ただ、この本の中のチャングムは完璧すぎてちょっと共感できないかな~。
ライバルや悪役に魅力がないのも残念。