2004年 12月 02日
新選組!
始まる前は、大河ドラマ初体験の三谷幸喜の脚本、主演がSMAPの香取慎吾、そして幕末の"敗者"(悪役と思う人も多い)新選組が題材ということで、期待と不安が半々というのが正直なところでした。
が、気がついたら家族揃って見事にハマッていたんですよ。
特に小学生の息子がこのドラマをきっかけに時代劇や歴史に興味を持つようになったのは驚き!
三谷幸喜は子供の頃、大河ドラマを家族と一緒に夢中になって観ていたそうで、それ以来歴史が大好きになったのだとか。
今回の仕事も、子供たちが家族と一緒にこのドラマを楽しんでくれたら、という願いをこめて引き受けたとのこと。
息子のまわりの友だちも結構ハマッていたので、三谷幸喜の願いはしっかり子供たちに伝わったみたいです。
歴史の流れをつかむのが難しい幕末ではありますが、このドラマが小学生にもウケたのは、やはり三谷幸喜のテンポのいい脚本と、わかりやすく感情移入しやすいキャラ設定のおかげでしょう。
RPGのように主役のまわりに仲間が集まってくる成長物語になっていて一緒に旅をしている感覚が味わえるのかも。
後半、一人一人死んだり抜けたりしていきますが、各キャラのエピソードが丁寧に語られているのも面白い。
欠点と言えば、やはり三谷幸喜の世界は舞台的なので、大河ドラマの特徴であるロケが少ないこと、どうも密室でチョコチョコしているイメージがあることかな。
殺陣や戦闘シーンに迫力がないのも往年の大河ドラマファンにウケない理由のひとつかと。
ところで舞台的、と言えば、三谷脚本に欠かせないのがキャスティング。
今回も味のある俳優さんたちがすばらしい演技をみせてくれました。
私の一番のお気に入りは土方歳三を演じた山本耕史!友人はオダジョーや藤原竜也に転んでおりましたが。
イケメン軍団が母親たちのハートをグッとわしづかみ~♪
そうそう、このドラマを楽しむ上で素晴らしいサイトがあったのをご存知でしょうか?
糸井重里氏がプロデュースする、『ほぼ日刊イトイ新聞』というサイトにある『新選組!』with ほぼ日テレビガイドというコーナーで、毎週ドラマを観た感想対談がアップされるのです。
これがめちゃくちゃ面白い!ドラマを観て楽しみ、このサイトを観て楽しみ、一粒で二度美味しい!みたいな。
このコーナーでは独自に『新選組!』のDVDを発売しちゃおうなんて動きもあって、とりあえず目が離せません。
そんなこんなで、我が家はこの秋は京都に行って壬生寺詣でまでしてしまいました。
↑こんな石碑も発見。お金を入れると新選組の歌が流れる!
でも、今回の京都旅行で私が一番印象的だったのは八木邸でも壬生寺でも本願寺でもなくって、東山霊山護国神社にある、坂本龍馬のお墓でした。
京都の街を一望できる絶景にあり、まるで龍馬が日本の行く末を見守っているようなロケーションだったのです。
幕末と言えばやはり龍馬は欠かせない。
今回、ドラマでは史実とは異なり龍馬と近藤勇が友人であったと言う設定を取り、ずい分批判されていましたが、三谷幸喜の中にも龍馬の存在は絶対にはずせないものだったのでしょう。
龍馬をからめることによっていろいろな可能性や夢を織り込むことができる。
幕末を疾風のように駆け抜けていった新選組隊士たちの青春を描くために龍馬の魔法が必要だったに違いありません。
私のブログに遊びにきてくださってありがとうございました。
「組!」と「ハウル」の話題が並んでいて、ウキウキしながら拝見させていただきました。
「組!」一家でごらんになっていたというのがステキですね~。
きっかけでご家族で京都へ旅行されたなんて、三谷さんが知ったら喜ばれるんじゃないでしょうか。
新撰組の歌ってどんなメロディなんでしょう、私も聞いてみたいわ☆
ブログリンクさせていただきました。
これからも立ち寄らせてくださいね。
よろしくお願いします。
ブログも11月に始めたばかりなので、もっと早く書いていれば「新選組!」もより楽しめたかも・・とちょっと残念です。
でもあと二回、入魂!します(^^)。
石碑の歌、100円だったかなあ。前で聞いているのはちょっと恥ずかしかったです。ご丁寧に3番まで歌い上げてくれちゃいますので。
リンク、ありがとうございました。こちらもリンクしました。
どうぞよろしく。