2013年 08月 05日
伊勢神宮 お白石持行事 内宮
その民俗行事の一つである「お白石持行事」に伊勢市在住の友人Hさんの計らいで参加してきました。
今回は内宮です。
一泊二日の強行軍。
前日にkemiちゃんの運転で伊勢入り。
マジカルチームのCちゃん、かっこちゃんも一緒です。
夕食後、Hさんが翌日に着る法被などをホテルまで届けてくれました。
それと一緒に憧れの赤福の朔日餅も!!!
朝の4時に並んで買ってくださったもの。
何という感激でしょう。
八朔粟餅を前に、テンションMaxになる私たち。
そして翌日。
6時35分の電車でHさんご夫妻と待ち合わせ。
五十鈴川駅で降りて集合場所まで少し歩きます。
お揃いの法被を着て、やる気満々の一同。
古市街道からスタートして内宮までの道のり。
この日の一番車、小俣町の奉献団に参加です。
木遣りの皆さんのかけ声と歌で奉曳車をみんなで曳いていきます。
木遣りの男衆も女衆もいなせで格好いい。
小俣町の奉献団はかなり大規模です。
坂道では後方にも引き手が回り、ゆっくりと降りていきます。
おはらい町に入って少し休憩。
観光客の皆さんにも一緒に楽しんでもらいます。
おはらい町を抜けて宇治川橋前の広場に入ります。
ここでお白石の樽を降ろして、男衆が樽を引いて橋を渡り神域に入るのです。
広場で奉曳車の到着を待つ警察官の皆さんにも緊張感が走ります。
奉曳車から樽を降ろす木遣りの男衆。
慎重に、慎重に。
宇治橋の大鳥居をくぐると神域に入ります。
神苑にて、一人一人がお白石を二個ずつ受け取ります。
白い布にくるみ、大事に新宮まで運びます。
第一鳥居が見えてきて、気持ちが引き締まります。
いよいよ正宮です。
ここから先は写真撮影禁止となります。
写真がないのでうまくお伝えできないのが残念ですが、
新宮は言葉にできないほど素晴らしかった。
生き生きとした檜の香りが立ちこめ、
現在の最高の匠の仕事の結集とも思える美しさで輝きを放っていました。
まさに神の領域を感じさせるまばゆさと神々しさ。
私たちは無言で石を置き、深く礼をして、その場を離れがたく思いながら正宮を後にしました。
正宮の奥の奥にある御正殿に一般人が入ることが出来るのはこの行事の時のみとされています。
まっさらの御正殿のまわりに敷き詰める白石を置くことによって
伊勢の皆さんと神宮の絆が20年ごとに更新されていく気がしました。
この行事のために知恵と力を合わせ、脈々と伝統を受け継いでいく市民の皆さんに深く敬意を表します。
本当に素晴らしい体験でした。
この機会をくださった友人のHさんに深く感謝いたします。
月末には外宮のお白石持行事も待っています。
体調整えてまた行ってきます!