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閑遊閑吟 

僕の彼女を紹介します

今日は家族みんなが出払っていて一人だったので、これ幸いと映画に出かけました。
今年一番は『カンフーハッスル』と決めていたんだけど、私の熱い説得に落ちた息子が後日一緒に吹き替え版に付き合ってくれるというので、今日は『僕の彼女を紹介します』へ。

『猟奇的な彼女』で主演し、アジアで大ブレイクしたチョン・ジヒョンが再度クァク・ジェヨン監督と組んだ作品。
予告編を観る限り、ちょっと暴力的でそれでいて純で魅力的なヒロインという路線は『猟奇的』とほとんど変わらない様子。

クァク・ジェヨン監督の映画は『猟奇的な彼女』が★★★★★、『ラブストーリー』が★★★☆という感じだったので、今回はOKかも?と少し期待して行きました。

以下はネタバレです。観た人だけ読んでね!





正直に言いますと、私、泣きました。
だって泣かせようとしてるんだもん。
でも、感動の涙じゃないですよ。

私は可愛そうなミョンウのために泣いたんです!

だって、死に方に必然性が感じられないっすよ。
前ふりで、いかにも「こいつ、そのうち死ぬんだな」ってセリフ、バシバシ出してるし。

泣かせるために殺すな~~!

前半のテンポの良さとは対照的に後半ミョンウが死んでからはファンタジーの世界になります。
そこからはチョン・ジヒョンの真骨頂。
乱暴で人を振り回しっぱなしの女の子が実は純粋で・・という展開のためには、途中で事件がなくてはなりません。
それが今回はミョンウ(ヒロインの彼氏)の死だったわけです。

それにこれ、チョン・ジヒョンのプロモのようなものです。
彼女を中心にカメラが回るシーンが二箇所あるんですが、
「あんたを中心に世界は回っとるんかい!」と言いたくなります(苦笑)。

そうです。全てはチョン・ジヒョンの魅力を引き出すが為のストーリー。
途中、『ラブストーリー』の楽屋落ちネタは出てくるし、ラストに至っては『猟奇的』観た人じゃないとわからないオチになっています。

とっても素敵なシーンもあったし、泣かせるばかりではなく要所要所でコメディタッチを入れる監督の遊び心には好感持てるんですが、今回はストーリーに無理があり過ぎ・・・。
『猟奇的』は納得できるファンタジーでしたが、『僕カノ』は観た後脱力でした・・・。

でも、チョン・ジヒョンは本当にいいです。不思議な魅力があります。
これからも期待の持てる女優さんだと思います。

僕の彼女を紹介します@映画生活
by leonpyan | 2005-01-03 18:03 | 映画 | Comments(0)

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