ハウルの動く城

c0004750_23294465.jpg
宮崎駿監督の新作『ハウルの動く城』2回目観てきました!

1回目は家族と行ったのだけれど、旦那も子供も終わってから「う~ん」なんて感じで、いや~、話がはずまない、はずまない。
私も鑑賞直後は「これって美少年フェチにはうれしいかもしれないけど、ストーリー的には説明不足で消化不良だな。」と思ったんだよね。

実は宮崎監督の映画はそれほど観ていない私。
初めて劇場で観た『紅の豚』がちょっとハズレだったもので、それからずっと足が遠のいていたんですわ。
『もののけ姫』もビデオで観たんだけど、何だかすっきりしなかった。
でも『千と千尋』は評判もよかったので子供と観に行ったら、素直に感動できちゃって、その年のベストの一本になりました。

で、今回の『ハウルの動く城』はと言いますと、そう、観た後は疑問がうずまいちゃって、果たして駄作?なのか、芸術作品?なのか評価に苦しみました。
登場人物の行動パターンに理解できない部分があるし、戦争を背景にしているにしては半端だし、何よりラストは広げた風呂敷を急いでたたんだみたいな感じで慌しい。

しか~し!時間がたつにつれ、どうも後を引くんですね、この映画。
気がついたらネットで『ハウルの動く城』と打ち込んでググッてている自分がおりました。
世間的には評価は賛否両論ですが、絶対的な支持者も多い。
どうやら私はこの絶対的支持者寄りになりつつあるようなんです。

何よりもハウルがとっても素敵でした。外見もさることながら、あの紳士的な登場の仕方。(このときの木村拓哉の声がまたマッチしてるんだ!)
で、実はワガママで甘えん坊な面があるんだけど、そんな弱い部分をヒロインにだけ見せるところがまた何ともたまらないんだな~。
2ちゃんねる風に言えば、まさしく「ハウル萌え~~~~」ってな感じです。

2回目観た時には、ヒロインにも感情移入できました。
長女で責任感が強く真面目で、自分のやりたいことが何かもわからずに鬱屈するものを抱えていた18歳のソフィーが、魔女の呪いで老婆に姿を変えられたことでかえって開き直り積極的に生きていくようになる。
ハウルと出会い、恋をすることで自信を取り戻し、自分の居場所を見つけていく。
自分の今置かれた状況から飛び立てない女性って案外多いと思うんですよ。
でも視点を変えてみたり、箱庭から出てみると、いろいろなことがわかったりするじゃないですか。
老婆になって冒険にでかけたソフィーからは、人生、捨てたもんじゃない、って元気をもらえる気がします。

この映画、あくまでもラブストーリーなんだけど、その中には年をとることの素晴らしさだとか、家族の大切さ、戦争のナンセンスさ、なんかがさり気なく語られています。
でも、今回の宮崎監督はそれほど説教臭くなく、メッセージ性も強くなく、上手い具合に力が抜けていると思う。
観た人がそれぞれ思いを馳せて世界を拡げることができる映画じゃないのかな。

ちなみに原作も読みましたが、私は映画のほうが好き。
映画のハウルのほうが神秘的な魅力があるような気がする。
ま、原作も映画も話としてはコセコセしているんだよね。言うなればファンタジック・ラブストーリー。
ちょっと少女漫画チックではあるけれど、この雰囲気が好きな人はハマれるでしょう。
私は多分3回目も行っちゃいますね。
[PR]
by leonpyan | 2004-12-01 23:32 | 映画 | Comments(0)

いらっしゃませ!ちょしと申します。映画・観劇の感想、旅行記、カメたちの写真などを載せています。よろしかったらコメント残してくださいませ♪


by ちょし