PTU

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香港ネオ・ノワールの立役者、ジョニー・トー監督の2003年作品、『PTU』がやっと日本公開となりました。
『インファナル・アフェア』を抑えて第23回香港アカデミー賞監督賞を受賞した話題作です。

あー、でも渋谷の単館上映ですよ。
いつ終わっちゃうかわからないので、重い腰をあげて行って参りました。


香港九龍半島、尖沙咀。2000年9月14日。
PTUとはPolice Tactical Unit=機動部隊のこと。
ホー隊長(サイモン・ヤム)率いるPTUのメンバーが夜の繁華街のパトロールを始めるところから映画はスタートします。
同じ頃、マフィアの大親分の息子と組織犯罪課のサァ刑事(ラム・シュー)が食堂で鉢合わせし、乱闘騒ぎが勃発。
PTUが現場へ急行すると、サァは乱闘中に拳銃を紛失していたことに気付きます。
ホーは夜明けまでに何とか拳銃を発見できるようサァに協力することにしますが、この一件を発端に、様々な出来事が交錯し、泥沼状態となり、驚異のクライマックスへと向かっていきます。



最初から最後まで緊張の連続で、観ているものを全く飽きさせない作りはさすがジョニー・トー。
無駄のない演出で88分と言う短さも職人芸を感じさせます。

夜の香港をこれほどリアルに描いた作品も少ないでしょう。
繁華街の喧騒。路地裏や無人ビルの静寂。
闇の中で不気味に浮かび上がるPTU隊員たちの姿。

実際にはかなり非現実的なストーリーですが、その中に何か達観したような風刺が感じられます。
登場人物には誰一人として人格者がいないし、ビミョーに不快な暴力シーンも多くて、観ている間少し戸惑うくらいでした。
それがラストに見事に収束されていき、観終わった後は不思議と爽やかさが残る。
お見事!


余談になりますが、ラストクレジットを見ていたら、「茶水」のところが「Craft Services」とありました。
以前は個人名だったと思うのですが、最近は請負サービス会社があるんですねえ。


PTU@映画生活
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Commented by Hitomi at 2006-01-04 19:50 x
こんばんは、先日は私のブログにコメントいただきましてありがとうございます。

この映画、確かに九龍の夜の街をとっても綺麗に映し出してましたね。
ジョニー・トー監督作品らしく、簡潔にまとめてあるところもいいですね。
香港映画を見ると、香港の警察官のイメージがどんどん悪くなるように思います(笑)
Commented by leonpyan at 2006-01-05 08:56
>Hitomiさん
こちらこそTB&コメントありがとうございました。
香港の警察官、私もイメージ悪いです(笑)。
ジョニー・トーの映画を観ると、やっぱりアクション映画は90分!と思いますね。
by leonpyan | 2005-05-07 22:51 | 映画 | Comments(2)

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