2011年 10月 03日
アジョシ
【監督】イ・ジョンボム
【出演】ウォンビン / キム・セロン / キム・ヒウォン / キム・ソンオ / キム・テフン / ソン・ヨンチャン / タナヨン・ウォンタラクン
韓流スターにはそれほど興味ない、と言ってる私だけれど、
よく考えたらウォンビンの出演映画はほとんど観ている。
そして驚くことに、ハズレは一本もない。
いや、正確に言えばウォンビンさえ出ていれば私にとっては絶対ハズレないのかもしれない(笑)。
立っているだけで格好いいシルエット、哀愁を帯びた眼差し、この人の存在感はちょっと特別だと思う。
映画『アジョシ』はそんなウォンビンの魅力を大前提に制作されたのだろう。
ストーリーとしては過去のいろいろな作品からヒントを得ていて特に斬新ではないし、
アクションもカメラワークでごまかしている感じもあって特筆するものではない。
何よりあまりにも残酷なシーンが多くて、血もドバドバ飛ぶし、引いてしまう人も多いだろうと思う。
それなのに、画面にウォンビン演じるアジョシがいると、清涼感すら漂うのである!(笑)
こんな格好いいオジサンが隣りにいたら、ソミちゃんじゃなくても入り浸るよね~と思いながら、
ウォンビンの捨てられた子犬のような表情を堪能いたしましたです。
あ、でも意外な収穫はマンソク兄弟の弟を演じたキム・ソンオの変体チックな演技。
彼はドラマの脇役でブレイクしたらしいけど、韓国俳優の裾野の広さを感じます。