2月19日(月)新橋演舞場にて昼の部鑑賞。
新橋演舞場で絶賛公演中のヤマトタケル、中村隼人主演は2月で終わってしまう!
というわけで、行って参りました。
今回は1階席5列目センターの超良席でした。
前回目が届かなかったところにも発見があって、やはり一階席はよく見える。
團子さんバージョンは初日と言うこともあり、観てるこちらも肩に力が入ったりしたんですよ。
でも、隼人さんはさすがに最近は主演も板に付いてきて、安定感がある。
それに、女性にモテモテのヤマトタケルというのに説得力がありすぎ。
顔の良さももちろんですが、ちょっと寂しげな表情がいいんですよね。
私、特に隼人ファンではないのですが、倭姫の気持ちが分るわ(笑)。
時代劇や巌流島の舞台を経験したのもあってか、立ち廻りもいいですね。
熊襲の弟タケルがお父上の錦之助さんだったのですが、二人の対決が胸熱です。
錦之助さん、還暦越えて、この動きはすごいな。
1986年の初演の時から何回もこの役をやってきて、思い入れがあるんでしょうね。
みやず姫は笑野さん!
笑野さんは笑三郎さんと共に変人揃いの澤瀉屋の良心と言われています(きおいちょ談)。
奥さまが元宝塚の男役だそうで、家ではどんな会話が飛び交うのでしょう。
と、言うのは置いといて、笑野さんのみやず姫はお姉さんぽい美形♪
そういえば、今回猿紫さんが役についていないけれど、早替わり役をやっているのかな?
段之ママも珍しく朝臣の立役だし、澤瀉屋の面々がどんな役をしているのか気になってしまう。
翔三さんは背が高くてお顔がいいので、どこにいても割とすぐに分る。
今回は一階席だったので、前回見つけられなかった翔之亮さんも分ったわ。
熊襲の場面とか、後ろにいる踊り子や民衆や兵士がどんな風に演じているのかを観るのもなかなか面白い。
やはり舞台は何回も行った方が解像度が上がって楽しいですね。
お財布が許せばですが・・・(苦笑)。
作 梅原猛
監修 石川耕士
脚本・演出 二世市川猿翁
小碓命後にヤマトタケル/大碓命 中村隼人
兄橘姫/弟橘姫 中村米吉
帝 市川中車
皇后/姥神 市川門之助
タケヒコ 中村福之助
ヘタルベ 中村歌之助
犬神の使者/琉球の踊り子/新朝臣 嘉島典俊
ヤイラム 市川青虎
ヤイレポ 市川猿四郞
老大臣 市川寿猿
新大臣 市川猿三郎
ミンダラ 市川門松
トスタリ(相模の占い師) 市川欣弥
倭姫 市川笑三郎
国造の妻 市川笑也
熊襲兄タケル/山神 市川猿弥
熊襲弟タケル/尾張の国造 中村錦之助
帝の使者 市川團子
みやず姫 市川笑野
今回は延べ4時間半がわりとあっという間に感じました。
ただ、これだけの長時間だと、どこかでどうしても集中力が切れるんですよね。
それがだいたい第2幕の走水の場面。
お弁当も食べた後だし、この演目では一番納得のいかない箇所だし(笑)、ふっと意識が飛んだり。
悲しい場面なのに、ごめんね、米吉さん、、、。