
今回の香港旅行では、映画を二本観ました。
まず一本目はキャセイの中で、『武侠』を。
香港では夏に公開されていたようです。
ピーター・チャン監督、ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ主演。
ピーター・チャンはすっかり古装アクションものに注力しているようですね。
中華圏映画の監督にとって、武侠ものは憧れなのかもしれないなあ。
Chinese Cinemaとして、華やかで力強くて、独自の文化が表現できる世界ですからね。
でもこの『武侠』、今までの古装アクションものとは一味違います。
サスペンスタッチになっていて、日本で言えば金田一シリーズの科学捜査官バージョンのような感じなのです。
清代の雲南省の静かな山村を舞台に、ある殺人事件が起こります。
死んだのは指名手配中の盗賊二人(このうちの一人は日本人アクション俳優の谷垣健治さん!)。
この二人に襲われた店の夫婦を助けようとして必死に抵抗していたら、
偶然盗賊たちが死んでしまったと驚いている村の紙職人、劉金喜(ドニー・イェン)。
この事件の検視に来た警視(金城武)は武芸に長けた盗賊二人を
一人の平凡な村人が死に至らしめたことに不信を抱き、
独自の推理を始めます。
・・・と言うように、前半はミステリータッチで話が進み、
雲南省の山村の美しい景色が幻想的な雰囲気をかもしだして、
今までの武侠映画とは一味違ったハイセンスな映像となっているのも魅力です。
見所はものすごくたくさんあって、
まずはアクション監督も兼任したドニー・イェンのアクションシーン。
後半には往年の武侠映画スター、ジミー・ウォンとクララ・ウェイが登場、
手に汗握るクンフーシーンが堪能できます。
それから科学捜査官役の金城武もとてもいい。
コミカルな四川なまりをあやつりながら、生理学的な推理を駆使していきます。
『ラスト、コーション』で一躍有名となったタン・ウェイは
この作品では清楚な妻役を好演、これからの活躍も期待大です。
とにかくものすごく面白かった。
日本でも公開される予定なので、また大画面で日本語字幕付きで観られるのが楽しみです。
もう一本は『鴻門宴』。
これは香港で公開中で、シネマ・コンプレックス「The One」で観てきました。
ダニエル・リー監督、レオン・ライ(黎明)、張涵予、リウ・イーフェイ(劉亦菲)、馮紹峰、
アンソニー・ウォン(黄秋生)、ジョーダン・チャン(陳小春)、アンディ・オン(安志杰)主演。
舞台は秦代末期、日本でも有名な項羽と劉邦の攻防を描いています。
歴史で伝えられる「鴻門の会」の別伝としてのストーリー。
こちらも見所満載で、注目は策士、張良(張涵予)と范増(アンソニー・ウォン)の頭脳戦、
項羽(馮紹峰)と虞姫(リウ・イーフェイ)のラブ・ストーリー、
樊噲(ジョーダン・チャン)の劉邦(レオン・ライ)に対する忠誠などなど。
もう一つ注目は馮紹峰、アンディ・オン等イケメン俳優たち。
特に馮紹峰の格好よさはクラクラするほどです(笑)。
私的にはレオン・ライ目当てで行ったのですが、
内容的にもイケメン観賞的にもとても美味しい映画でありました。
是非とも日本で公開してほしいものです。